2台のデイトナ・スパイダーの行方とは? わかりやすく解説

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2台のデイトナ・スパイダー(レプリカ)の行方

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/13 03:06 UTC 版)

マイアミ・バイスのフェラーリ」の記事における「2台のデイトナ・スパイダー(レプリカ)の行方」の解説

ドラマ使われたデイトナ・スパイダーは2台とも無事に残っている。 シーズン3爆破したのは製作費5千ドル1/8スケールミニチュアモデルだった。撮影は「ナイトライダー」などを手掛けた特殊効果スタッフによりロサンゼルス郡ズマビーチ近郊行なわれた。 4号車 シーズン2終了した1986年、カール・ロバーツの関係者通じてサウスカロライナ州一般人買い取られた。その2年後ジョージア州コルベット愛好家の手渡って現在に至る。 この人物はユニバーサルがマルディキアンから購入したときの1号車4号車の登録証も持っているが、車の偽造を防ぐため内容一切公表していない。 1号車 1号車ロバーツ工場2年ほど置かれたあと、再び大きく手を加えられて「キャノンボール3」(1989)で4年ぶりに姿を見せた撮影終了カリフォルニア州運ばれたが、エンジンブロー起こしたためロバーツ知人所有するテキサス州ラボック修理工場預けられた。その後野ざらし放置してあるらしいという情報最後に廃棄処分になった考えられていた。 ところが2006年頃、同じラボックでFLAT12という自動車ディーラー/仲介業を営むトム・ソウターとジェフ・アレン親子によって1号車と見られるデイトナ発見された。息子ジェフ・アレンCNBC放送する「カーチェイサーズ(英語版)」(行方不明名車を捜すリアリティ番組)の司会務め有名人で、この様子を2014年放送シーズン3エピソード8Jeff's Vice”で紹介している。 父親のトム・ソウターによれば仕事仲間自動車工場バックヤードに黒のデイトナスパイダーが十数年前から放置してある話し聞きつけ、あのマイアミバイスの車だと直感し買い取ったのだという。発見されたとき革シートステアリング色褪せヒビだらけになりカーペット無くなるなど酷い状態だったが、撮影車と考えられる特徴はすぐに見つかったスタントカーでしか見ることのない2つブレーキペダルエンジンルーム取り付けられカメラ設置用と思われるマウントベース。 エンジンフード先端の裏側にあるエンブレム取付用と思われる穴を埋めた痕。 ひとつだけ大きく異なる点は、劇中ではコルベットのままだったメーターパネル周りオリジナル365似せてあることだが、これは「キャノンボール3」のときに改良されたと考えられる。 車はほんの少し手直しされたあとeBay出品されイリノイ州ヴォロのヴォロ・オートミュージアムが落札した。 この自動車博物館オーナーであるブライアン・グラムスはマイアミバイス大ファンだという。彼がさらに検証進めると、 右ホイールベースが約40mm短い。 製作者マクバーニーが「ベース車は緑を白に塗り替えたコルベットだった」と言った通りAピラー根本部分を削ると黒の下にはマクバーニーが塗った赤、その下に白、最下層緑色ペイント現れた。 など、1号車考え得る根拠十分に揃ったブライアン博物館ホームページで『マイアミバイスデイトナ手に入れた!』と宣伝したのだが、インターネット上で行方不明1号車について幾度となく議論されており否定的な反応ばかりだった。実際テネシー州のハリウッドスターカーミュージアムには撮影車と称したデイトナスパイダーが展示されていたし(現在はHPから削除されている)、「これが本物のマイアミバイスカーだ」という見出し中古車サイト個人ブログが度々現れていたことを考えれば疑われても仕方のないことである。 なんとしても真相知りたいブライアン4号車所有者ジョージア州コルベット愛好家)の友人だという人物が、ブライアンの手助けになればとコンタクト取ってきた。車体にあるVIN車両識別番号)を送ってくれたら登録証と照会してくれるという。早速その人物にVIN送ってみたのだが、番号違っていた。 ブライアンはひどく落胆したが、改めて車を調べるとVIN打刻されフレーム一部は後から溶接した痕があり、フロントウィンドウ下のVINプレート留めるリベット1970~1980年代GM純正部品ではないことが判明、どの時点かわからないがVIN移植されいるようだった。 他に手掛かりはないかGM社に問合せみたところ、車の生産過程フレーム他の場所にもVIN打刻していることがわかったコルベットC3の場合完成する隠れてしまうサイドシルの裏側辺りなのだが、彼は思い切ってサイドシルカバーに覗き穴空け本物VIN確認した再度4号車所有者友人にそのVINメール送ったところ、数日後「同じ番号だ」という電話ありようやく確証を得ることが出来た。 のちにブライアンはカール・ロバーツに直接電話をかけてみた。VINについては入れ替えたことをあっさりと認め最初に電話をくれたらすぐに教えてやったのに」と話したという。ブライアンはこの車両出来るだけドラマに近い姿に復元して、現在ヴォロ・オートミュージアムで展示中である。

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