アイティー‐ソリューション【ITソリューション】
読み方:あいてぃーそりゅーしょん
ソリューション
【英】solution
ソリューションとは、一般的には「回答」や「解決すること」などの意味を持つ英語である。IT用語としては、企業がビジネスやサービスについて抱えている問題や不便を解消すること、および、そのために提供される情報システムなどを指す。
必ずしも「情報システムの構築」という要素を含まず、単に「問題解決に向けて取り組むこと」や「何らかの手段を講じて問題解決に望むこと」を指してソリューションと称する場合もある。
ソリューションを構成する要素は、ハードウェア、ソフトウェア、ノウハウや人員など多種多様である。顧客の状態や要望に合わせてそれぞれの要素が組み合わせられ、個々の顧客にとって最適な解決案として提示される。それぞれの企業が抱えている問題点は一様ではなく、例えば「売り上げ向上」や「コスト削減」、「顧客満足度の向上」、「業務の効率化」、「競争力の強化」、「内部統制の整備」などと、それぞれ異なる。
ソリューションを提供する事業体は「ソリューションベンダー」あるいは「ソリューションプロバイダ」と呼ばれることがある。
ソリューションがビジネスとして成立している背景としては、次のような事情を挙げることができる。すなわち、ビジネスの高度化や業務内容の複雑化が進み、情報システムを単に導入しただけでは経営上の課題を容易に解決できなくなっており、その一方で、システム構築においても、社内の他の業務システムとの連携、さらには、取引先や顧客のシステムとの接続が必要となり、ますます複雑さが増しているといった事情である。もはや、企業の情報システム部門によるシステムの構築が不可能と見られる中で、課題解決のためのソリューションが期待されている。
ITソリューション
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/21 05:18 UTC 版)
「アマデウスITグループ」の記事における「ITソリューション」の解説
このビジネスエリアの主なサービスは「アマデウスアルテア顧客管理システム」(Amadeus Altéa Customer Management System、CMS)である。これは、航空会社の販売と予約、在庫管理と出発制御に対処するソフトウェアスイートである。 航空会社の既存のITシステムとは異なり、アルテアプラットフォームは共通の技術基盤およびソフトウェアをベースにしている。航空会社は、コミュニティプラットフォームに自社のIT業務をアウトソーシングしている。これにより、航空会社のアライアンスとコードシェアパートナーの両方で情報を共有することができる。 アルテアスイート(Altéa suite)は現在、主に4つのモジュールで構成されている。 アルテア予約(Altéa Reservation) 予約、価格設定、チケット管理を単一のインターフェースを介してを提供する。 アルテアインベントリ(Altéa Inventory) フライト・バイ・フライト単位でスケジュールや座席容量管理を提供する。 アルテア出発コントロール(Altéa Departure Control) 出発制御システムのソフトウェアパッケージ。 アルテア電子商取引(Altéa e-commerce) 航空会社の電子商取引の販売とサポートのためのソフトウェアスイート。 2009年には、航空会社がアマデウスアルテアを使用して238万人の乗客が搭乗した。アマデウスは、鉄道会社、ホテルチェーン、空港事業者、グランドハンドリング会社の同様のシステムの継続的な開発とそのITソリューション事業を拡張している。 アルテア利用航空会社のアライアンスでのシェアは、スターアライアンスが65%、ワンワールドが67%、スカイチームが50%である。日本発着路線を持つアルテア利用航空会社は21社である(2015年6月現在)。 全日本空輸(ANA)は2015年4月より、国際線予約システムをアマデウスアルテアに切り替えた。日本航空(JAL)は2017年度を目処に、国内線と国際線の予約システムプラットフォームをアマデウスアルテアに切り替える予定である。
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