魔王とその周囲
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/02 05:44 UTC 版)
「姫様“拷問”の時間です」の記事における「魔王とその周囲」の解説
魔王 全ての魔族の頂点にして、魔王軍の「代表取締役魔王」。姫様を捕虜に置き、“拷問”により国王軍の秘密を聞き出すことを企む。が、(たまに提供される)本当に有益な情報でも、しょうもない理由で却下する事が多々ある。 強大な魔力を持ち、かつて国王軍最高戦力である「勇者」の攻撃を全て耐え抜き、退けた逸話を持つ正真正銘の魔王たる存在であり、佇まいや言動(台詞の吹き出し)も禍々しいが、その人柄や行動はいたって寛容・寛大・善良そのものな良識人。ホワイト企業然とした組織を作り上げ率いるいわば理想の上司にして、子煩悩で家庭を大切にする良き父親の姿ばかりが描かれる。 オタク趣味を持ち、日頃から深夜アニメ鑑賞やラジオへのメール投稿のほか、休日には声優のライブやCDのリリースイベントに繰り出している。なお、“王”であるものの、プライベートで描かれる自宅風景は王族的なものとは程遠い、ごく一般的な家庭と全く変わらない庶民的なもの。姫様たち人間側からは、その日常的な姿ばかりを目撃されているため魔王本人であると認識されておらず、「魔王代理の人」と思われている。 ルルン 魔王の妻であり、マオマオちゃんの母親。周囲からは「お后様」や「王妃様」と呼ばれている。夫である魔王の事は『ゴッちゃん』と呼ぶ。 王妃たる巨大な魔力を持っていると思われるものの、傍からはどうみても普通の優しいお母さんにしか見えない。 健やかに育つマオマオちゃんを温かく見守っており、“拷問”の助太刀に現れることもある。魔王との夫婦仲もいたって良好であり、時には意外なお茶目さを披露しながら、家族団欒の日々を送っている。 カナッジ 魔王側近。小柄な体躯にマントを羽織った耳の無いブタのような容姿の魔族。特技は裁縫で、着ているマントもお手製。 清掃のバイトで魔王軍に入ったが、人手不足でいろいろ手伝っているうちに現在の立場になった。内政面を統括するほか、戦闘面でも弱そうな外見に反して魔王に次ぐNo.2の実力者。日々トーチャーから報告されてくる国王軍の秘密を魔王に伝えているが、有用そうな情報でもなんだかんだで不採用になるのがお約束のようになっているため、採用され(そうになっ)た際には驚いている。 ブルーゼ 魔王軍戦闘大参謀で、「破壊のブルーゼ」の二つ名を持つ。筋肉隆々の体格に、牛の角と耳を持った中年男性のような容姿。国王軍と魔王軍の衝突が一番激しかった時代には、攻撃部隊隊長として第一線で活躍していた。勤務時はトゲ付きの肩当と腰布という服装だが、通勤時にはスーツを着用している。生真面目な性格のため、何気なく耳に入った魔王の言葉を額面通りに真剣にとらえる事が多々ある(実際はマオマオちゃんやルルンとの家族団欒に関する内容)。
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