非ダメージ系
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/24 00:07 UTC 版)
「ドラゴンクエストシリーズの呪文体系」の記事における「非ダメージ系」の解説
以下はダメージ以外の方法で戦闘から離脱させる特殊な攻撃呪文である。ゲームの都合上、ボス敵には効かない。 ザキ系 上位版に「ザラキ」「ザラキーマ」がある。ザラキは『II』、ザキは『III』、ザラキーマは『VI』で初登場。 相手を即死させるが、失敗することもある。ザキは単体、ザラキは1グループ、ザラキーマは全体対象である。ほとんどの作品でザラキ・ザラキーマよりもザキの方が成功確率は高く設定されている。ファミコン版『II』の説明書では、血液を一瞬で凝固させる呪文と表記されていた。また、ファミコン版『II』のみ「即死」ではなく「即死するほどの大ダメージ」だったため、掛けられた相手が瀕死の状態で生き残ることもあった。 『バトルロードII』では、ザラキは敵モンスターが使用し、『II』のような「即死するほどの大ダメージを与える呪文」となっている。ザラキーマはとどめの一撃として登場する。即死こそしないが、敵チームに絶大なダメージを与える。 『II』ではブリザードのザラキなど即死系呪文を受けて仲間が死亡するとき、死亡より一瞬早くウインドウが赤く染まる仕様となっている。 メガンテ 『II』より登場。自分の命を犠牲にして相手全体を消滅あるいは瀕死状態にさせる。砕け散った敵からは、経験値などを得ることはできない。 作品によって威力の描写に差があり、『ダイの大冒険』では「相手の身体に自分の生命エネルギーを送り込んで内側から爆破させる呪文」という設定から敵1体を道連れにすることしかできないが、『ロトの紋章』ではモンスターの大群をまとめて消し去るほどの威力がある。 『トルネコの大冒険2』には、成功すればフロア中の敵全員を倒すが失敗すれば自分のHPが0になるという、ギャンブル性の強い呪文として登場。PS版ではプログラムの都合上、成功すると倒したすべての敵の分の経験値を得られるようになっていたが、GBA版では修正され、成功しても経験値は得られなくなった。 『バトルロード』ではばくだんいわの隠し技として登場。不気味に笑いながら攻撃を我慢する体勢に入り、3回攻撃を受けると爆発。敵に大ダメージを与えるが、自分もかなり大きなダメージを受ける。ギガンテ 『モンスターズ2』に登場。効果はメガンテと同じだが、成功率が大幅に向上している。メガンテと、特技とっこうを同時に仕掛けることで発動する。 ニフラム 『III』より登場しているが、『VIII』『IX』には登場しない。 相手を光の彼方に消し去る。対象は1グループ。効くモンスターは限られており、主に弱い敵、ゾンビ系や物質系の敵や一部の夜行性の敵に有効。経験値などを得ることはできない。跳ね返されて味方キャラが受けても決して効果は適用されないため、敵のマホカンタの有無を確認したりマホターンを消去したりする使い道もある。 バシルーラ 『III』より登場。移動呪文のルーラを応用して相手を遠隔地に飛ばしてしまう。経験値などは一切得ることはできない(FC版の『III』に限りゴールドのみを得られる)。『III』『VI』『VII』では敵単体が対象。『VIII』では主人公が呼び出したモンスターチームを吹き飛ばす目的で敵のみが使用する呪文として登場する。また、主人公には効かないが、仲間の場合、パーティから外されルイーダの酒場に戻されてしまう。 『X』では港町レンドアにいる「バシっ娘バンリィ」とメギストリスの都にいる「バシっ娘ランリィ」の専用呪文で、交通手段としての登場。一度行ったことがありルーラストーンで登録できる場所ならば有料でどこへでも飛ばしてくれるが、利用できるのは両者合わせて1日につき1回のみ。Ver.5現在では基本3回、五大陸への移動は無制限で、特定クエストをこなせば偽真レンダーシアも無制限になる。 『XI』では3DS版の過去世界のモンスターが使用する。いれかえもできない離脱状態となる。数ターンで解消し、走って戻ってくる。 『不思議のダンジョン』シリーズでは対象を同じフロアの別の場所に飛ばす。 『バトルロード』では状態異常の一種として登場。特定の技を受けると遠くに飛ばされ1ターンの間行動できなくなるが、その間対象に向けられた攻撃もミスになる。
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