非タンパク質DAMP
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/02 10:11 UTC 版)
「ダメージ関連分子パターン」の記事における「非タンパク質DAMP」の解説
プリン代謝物:細胞外空間に達しているヌクレオチド(ATPなど)とヌクレオシド(アデノシンなど)も、プリン受容体(英語版)を介したシグナル伝達によって危険信号として機能する可能性がある。ATPとアデノシンは、壊死性細胞死で発生するように、細胞の壊滅的な破壊の後に高濃度で放出される。細胞外ATPは、P2X7受容体を介したシグナル伝達により、肥満細胞の脱顆粒(英語版)を引き起こす。同様に、アデノシンは、P1受容体を介して脱顆粒を誘発する。尿酸はまた、損傷を受けた細胞から放出される内因性の危険信号でもある。プリン代謝物であるアデノシン三リン酸(ATP)と尿酸は、NLRファミリー、ピリンドメイン含有(NLRP)3インフラマソームを活性化してIL-1βおよびIL-18を誘導する。
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