開発歴史とは? わかりやすく解説

開発歴史

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/02/29 02:44 UTC 版)

Me 264 (航空機)」の記事における「開発歴史」の解説

Me264のデザインメッサーシュミット長距離偵察プロジェクト1930年代後半のP.1061を起源としている。このプロジェクトには複数原型がありP.1061は4基、P.1062は2基のエンジン用いることになっていた。P.1062ではDB 601エンジン二つ繋げてひとつのプロペラを動かす双子エンジンDB 606を二組搭載する予定であった1941年前半にP.1061にMe264の名称が与えられた。 1930年代後半ドイツ航空省ドイツ本国からニューヨーク爆撃できる長距離爆撃機アメリカ爆撃機計画」(Amerika Bomber Projekt)を提示した。(爆弾1000kg搭載の状態での行動半径が2900km、同じく2000kg搭載で1600kmを超えること、また最大速度は540km/hを超えることが、1936年時点要望されていた。計画ではフランスアゾレス空港からニューヨーク市攻撃できる戦略爆撃機開発するつもりだった)この計画ではエンジン6発の航空機求められた。 この需要にこたえるために、ドイツの航空機メーカー各社からユンカースJu 390フォッケウルフTa 400、およびエンジン6発のメッサーシュミットMe 264Bが提案された。結果ユンカース社が提出したJu 390が既存機体改良型ということ開発期間短縮できるため採用となった。Me264はメッサーシュミット社戦闘機生産集中する必要があったために一度計画破棄されたが、ドイツの海軍Fw200コンドル代替機として外洋偵察哨戒機要求したとき、Me264が着目された。結果、Me 264Aは超長距離偵察機のための開発原型として原型2機の製作が発注された。 最初原型(Me264V1)は1942年12月23日初飛行おこなった。Me264V1は当初、1,340hp(990kW)の4台のJumo 211Jエンジン搭載していたが、1943年後半に1,750hp(1,290kW)のBMW 801Gに載せかえられた。 このMe264V1は防御武装防弾装備持っていない状態で完成され、Me264V2にはエンジン乗組員への防弾装備施された。さらにMe264V3には、防御武装搭載された。 1943年に、ドイツ海軍既存Ju 290計画されJu 390を支持するようになりMe264への興味失っていた。結果として1943年10月に、メッサーシュミット社にはMe 262ジェット戦闘爆撃機焦点を合わせるようMe264開発キャンセル命令された。1943年末期、Me264V2が爆撃破壊されて、Me264V1も1944年7月18日空襲破損して修理され放置されていた。 3番目の原型(未完成の状態だった)も同じ空襲破壊された。1944年9月23日に、Me264プロジェクト対す仕事は公式に中止された。

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開発歴史

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/29 03:02 UTC 版)

Do 217 (航空機)」の記事における「開発歴史」の解説

最初原型(Do217V1)は、1938年10月4日初飛行したが、7日後に墜落事故起こしてしまった。原因エンジンパワー不足によるものであり、Do217V1のエンジン同時代爆撃機比べる明らかにパワー不足していた。また、安定性問題となっていたが、それは垂直尾翼形状変更解消された。 BMW 801エンジン搭載してからパワー不足も解消され爆弾搭載量増大した。これによりDo 217ドイツ空軍爆撃機のなかで最大爆弾搭載量を誇るようになったDo 217には急降下爆撃能力求められていたために尾翼ダイブブレーキ装備される予定でいたが、初期型では十分な性能得られずにDo 217E-2までダイブブレーキ機能省略されていた。ダイブブレーキ装備した後期型でも、ブレーキ使用によって胴体後部に無理な負荷かかったためブレーキ取り外した機体もあった。 Do217ハインケル He111Ju88よりはるかに大き爆弾搭載量持ち最高速度でも優れていた。ハインケルHe177完成するまではドイツ最大爆撃機だった。 Do2171943年9月対艦誘導爆弾フリッツXで、イタリアの降伏後に連合軍側に移った戦艦ローマ撃沈したDo2171944年中頃まで使用されていた。

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