開発段階で利用されるバックドア
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/23 02:02 UTC 版)
「バックドア」の記事における「開発段階で利用されるバックドア」の解説
例えば、ネットワーク機器のルーターやファイアウォールは、本来セキュリティ上の問題から、外部ネットワークからの管理権限での接続を許すべきではない。しかし、製品として開発する際に、ネットワーク外部から管理権限で接続して様々な設定を操作し、製品の機能をテストすることができると、非常にテスト効率が良い。したがって、開発段階では、バックドア状の機能を組み込むことがある。もちろん、開発が終了した製品の製造・発売時には、これらの機能を取り外して市場に出荷する。 しかし稀に、誤ってそれらバックドアを含む製品が出荷されてしまい、それに気づいた悪意あるユーザが悪用することがある。リコール(回収)騒ぎになったり、ユーザーの不買運動に発展することもある。
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