開催頻度・形式
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/30 08:54 UTC 版)
「四国アイランドリーグplus」の記事における「開催頻度・形式」の解説
2011年までは原則として毎週金曜 - 日曜の週3試合ペース(2005年は毎週木曜 - 日曜の週4試合ペース)で開催された。発足当時は、遠征の際は宿泊せずにいったん地元に戻る方式で連戦は少なかったが、リーグを拡張した2008年より移動が長距離になることから、連戦を中心としたスケジュールに変更された。 基本的には金曜はナイトゲームまたは試合の途中からナイター照明を入れる薄暮開催とし、土・日・祝日は4月から6月まではデーゲームを中心に、7月から10月まではナイトゲームを中心とした編成で日程が組まれた。高知はナイター設備がなかったため、主催試合はデーゲームのみだった。 四国4チームに戻った2012年度以降は、4チームによるリーグ戦+ソフトバンク3軍との交流戦というスタイルになり、交流戦の関係で同じ日に試合のないチームが生じることになった。その調整のため、月 - 木曜のウィークデーの試合(主にナイター)が従来より増加した。また、連戦が減少し、再びホームアンドアウェーに近い開催形式に戻っている。季節や曜日と開催時間の関係は従来と変更がなく、月 - 木曜のウィークデーの試合も基本的にはナイターである(2012年から高知もナイター可能となった)。公式戦の期間が短縮された2015年の日程では、月 - 木曜のウィークデー開催の試合がさらに多くなっている。2016年度は前年度よりも月 - 木曜のウイークデー開催の試合が増加した。IBLJ社長の馬郡健は、2020年のシーズン終了後のインタビューで2021年度は「観客が来やすい週末に試合を多く組む」ことに挑戦したいと述べている。なお、ソフトバンク3軍との定期交流戦のうち、ソフトバンク主催試合は2015年までほぼウィークデー開催(場所は雁の巣球場)だったが、2016年度以降は大半が土日開催(場所はHAWKSベースボールパーク筑後)となっている。 レギュラーシーズンでは9回を終了して同点の場合は引き分けとし、延長戦は実施しない。2012年より開始された高知市野球場でのナイトゲームについては、9回以前であっても21時30分を過ぎて新しいイニングに入らず、同点の場合は引き分けとなる特別ルールが適用されている。2016年より開始された巨人3軍との定期交流戦については、予備日の設定がないため、試合が中止またはノーゲームとなった場合は引き分け扱いとする特別ルールが定められている。 雨天による中止試合の代替として、例年数回ダブルヘッダーが実施されている(2013年はなし)。2022年の日程では当初より前期に各チーム3回・6試合ずつダブルヘッダーが設定された。 2019年シーズンは公式戦の一部で7イニング制を導入した。3月11日の発表では、対象は「真夏のデーゲームやダブルヘッダー」で、観客の熱中症予防や試合時間短縮の観点から、約20試合で実施を検討するとしていた。3月28日に詳細な実施内容が発表され、ダブルヘッダー(2試合とも)や雨天振替試合のほか後期の公式戦で各チームのホーム3試合を指定して実施すること、NPB3軍との交流戦は対象としないこと、規定投球回数や規定打席は従来の規定を変更しないことを明らかにした。4月22日に実施された香川対徳島のダブルヘッダー(レクザムスタジアム、第1試合は雨天順延試合の振替)がリーグ公式戦初の7イニング制試合となった。2019年に7イニング制で実施された12試合の平均試合時間は、2018年度の全試合平均より約30分短い2時間28分だった。 2020年度は今年度限定の特別ルールを使用するとしていた。6月15日発表の開催要領では、1シーズン制およびソフトバンク3軍との交流戦が4試合となることを除けば前年と大きな変更はなく、ダブルヘッダーや雨天振替試合を7イニング制で実施するのは前年と同じである。一方、6月15日の時点で発表した7月9日までの日程は、新型コロナウイルス感染防止の観点から無観客で開催し、開催球場も公表しなかった。7月10日から有観客で開催されたが、7月13日に高知の選手のPCR検査陽性が発覚して、高知の試合は同月中中止となった。さらに、7月22日には香川県内での新型コロナウイルス感染拡大に伴い、同月中の香川の主催試合が無観客に変更された。 2021年度は、雨天振替試合について「両チームが代替試合の日程を公表するまでに合意した場合」には9イニングでの開催も可能とされ(ダブルヘッダーの場合は非適用)、2022年度も同様である。 指名打者制を採用している。また発足時より予告先発を実施しており、通常は試合前日に発表される(前日に試合がある場合は7回終了時点に発表)。ソフトバンク杯では予告先発はおこなわない。 2009年シーズンより、従来よりも反発力を強めたボールを使用した。理由について、NPBの使用球とのギャップを減らし、質の高い野球を見せるためであると鍵山CEOは新聞の取材でコメントした。前記の通り2021年からは、日本独立リーグ野球機構 (IPBL)が採用した統一球を使用する。
※この「開催頻度・形式」の解説は、「四国アイランドリーグplus」の解説の一部です。
「開催頻度・形式」を含む「四国アイランドリーグplus」の記事については、「四国アイランドリーグplus」の概要を参照ください。
- 開催頻度・形式のページへのリンク