近鉄800系電車
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近鉄800系電車(きんてつ800けいでんしゃ)とは、近畿日本鉄道が保有した特急・通勤形電車の一系列である。
- ^ ドイツ語表記では Schweizerische Wagons- und Aufzügefabrik AG Schlieren-Zürich、通称シュリーレン社。後にシンドラーグループに吸収合併。
- ^ 近畿車輛はこれに先駆けて、大阪線向け特急車である2250系において運輸省の助成金を受けて開発した軽量構造車体を採用していたが、より一層の軽量化技術や台車設計技術を求めて同社と提携した。
- ^ 窓上部にガラスの一体成型でつまみが2か所用意されているのが特徴である。
- ^ ファンデリアは近鉄として当形式が初採用である。
- ^ 端子電圧300V時定格出力110kW/1,600rpm・420A、許容最大回転数4,000rpm・最弱界磁率50%。初期段階では架線電圧1500Vでの使用を前提として端子電圧340V時定格出力125kW/1,800rpmとして設計。
- ^ 2両の電動車で各種機器を振り分けて集約分散搭載し、さらなる軽量化を実現する技術。
- ^ 定格出力は交流2.5kVA、直流1kW。定格電圧は交流200V、直流600Vで、それぞれサービス電源と主回路制御電源として使用される。
- ^ この準急は、需要と要望があったうえに、あと1年で限界拡大工事の竣工で橿原線・天理線で大型車の運行が可能になり、800系から大型車への置き換えが実施できたにもかかわらず、車両運用上の煩雑さが大阪側で残ったことと、当時は橿原線と天理線の準急停車駅全駅が最大4両編成までしかホーム有効長が対応していなかったため、1972年11月7日のダイヤ変更で廃止された。
- ^ 停止用は電気制動を撤去して空気制動のみになったが、820系と異なり抑速電気制動は存置された。これは上本町(1970年3月から近鉄難波) - 天理間の運用が残り、当時車両限界拡大工事が未竣工であった橿原線・天理線における車両限界の制約と、奈良線勾配区間での運用が考慮されたためであった。
- ^ 複電圧仕様の8kVA級電動発電機とD-3-N空気圧縮機を各2基ずつ搭載されている。
- ^ 808+714+704+807の4両編成。なお、数字末尾に付されたFは編成(Formation)の略記号である。
- ^ HSCであるが常用自動ブレーキは省略されたSMEE相当のタイプである。
- ^ 鉄道友の会 東京支部 貴重な鉄道記録写真7
- ^ 交友社『鉄道ファン』1994年1月号 通巻393号 POST欄 p.126
- 1 近鉄800系電車とは
- 2 近鉄800系電車の概要
- 3 脚注
固有名詞の分類
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