垂直カルダン駆動方式
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垂直カルダン駆動方式(すいちょくカルダンくどうほうしき)は、電車のモーター駆動方式のうち、カルダン駆動方式の一種である。
- ^ 鶴海一夫 (1955-6). “淡路交通のAT式垂直カルダン電車”. 電気鉄道 = Electric railways 第9巻第6号 85: 6.
- ^ 以下本項目での栃尾電鉄→越後交通栃尾線車についての記述は、瀬古龍雄・川垣恭三・反町忠夫・吉田豊「越後交通栃尾線」(鉄道図書刊行会「鉄道ピクトリアル」1969年12月号「私鉄車両めぐり 第10分冊」臨時増刊232号 p36-49 以下「私鉄車両めぐり10」に基づく。
- ^ 定格出力55.95kW。以降も栃尾線の垂直カルダン車ではこのモデルが用いられた。
- ^ 1966年、電装解除でサハ301号となった。
- ^ 1950年栃尾鉄道長岡工場自製のホハ21号客車を1955年に制御車化改造したが、他車の総括制御化が進まず実質付随車のままであった。
- ^ 旧武蔵中央電気鉄道6号(1929年日本車輛製)で、1938年に江ノ電に譲渡され115号となっていたものを1957年譲受。車体は別の台車と組み合わせられてホハ23号客車となり、1961年に東横車輛でクハ101に改造されるが制御車としての運行は当時実現せずすぐに客車のホハ23に戻され、1966年に制御車のクハ111となった(「私鉄車両めぐり10」p43・47)。
- ^ この際、車体が大幅に延長されただけでなく、かまぼこ状の深い屋根を浅くし、幕板も狭めて低い1段窓を上昇式の大きな2段窓にするなど、大改造が施されている。
- ^ 1977年以降に軽便鉄道の電車における本格的な固定編成化を推進した近畿日本鉄道北勢線270形等の事例では、軽量化した15m級電動車に38kW主電動機(吊り掛け式)4個を搭載し、これに制御車・付随車1~3両を連結して運用している。
- 1 垂直カルダン駆動方式とは
- 2 垂直カルダン駆動方式の概要
- 3 基本構成
- 4 垂直カルダン電車の絶滅
- 5 関連項目
垂直カルダン駆動方式
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「カルダン駆動方式」の記事における「垂直カルダン駆動方式」の解説
日本の神鋼電機が1954年に開発した方式で、電動機を垂直に立てた状態で台車装架する構造。かさ歯車を利用する点は直角カルダン駆動に類似するが、中間歯車を加え、カルダン継手の代わりに伸縮軸を用いて車軸の変位を吸収する。スペース制約の厳しい軽便鉄道でも使用可能な機構だったが、構造が複雑でデメリットが多く、ほとんど普及せずに廃れた。
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