近鉄18000系電車
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近鉄18000系電車(きんてつ18000けいでんしゃ)とは、1965年に登場した、近畿日本鉄道の京都線・橿原線系統用特急形電車である。
注釈
- ^ 午前9時台から午後7時台まで毎時45分発で橿原神宮前あるいは近畿日本奈良行き特急が設定された。
- ^ モ670形およびク570形。旧デハボ1100形およびクハボ700形。
- ^ 実際に複数回この「予備特急の予備」編成が一般車塗装のままで特急標識を掲げて特急運用に充当されたことが確認されている。「関西の鉄道」NO.28(関西鉄道研究会、1993)p106「待合室 近鉄京都特急の予備予備特急運用」に詳細及び写真あり。
- ^ この命名ルールは同時期設計の南大阪線向け16000系にも適用されている。
- ^ 680系についても同時期に前面貫通幌の装着が実施されている。のちに18002と18003にも幌と幌枠の取り付けが行われ、増結の際の向きの制約を解消している。
- ^ 近鉄特急のみならず、特急用として製造された日本最後の吊掛駆動車である。なお、完全な新車では1958年製造の名古屋線用6431系が最後の吊掛駆動車である。
- ^ 起動加速度1.8 km/h/s、平坦線釣合速度105 km/h。
- ^ 端子電圧600 V時 1時間定格出力112 kW、定格回転数755 rpm。
- ^ 直列11段、並列10段。AB、つまり自動加速制御 (A)・低電圧電源動作 (B) を意味する型番が示すように弱め界磁 (F) は搭載されていない。
- ^ 主電動機や制御器などの電装品一式だけではなく、台車もWNドライブに対応するものを新造する必要があった。
- ^ ただし、改造後も制御器側に発電ブレーキ機能が搭載されていないため抑速ブレーキが使用できず、また性能的に見劣りしたため、京都・橿原線系統(奈良線大和西大寺 - 近鉄奈良間を含む)の特急以外には充当できなかった。ただし、奈良線の大和西大寺以西へは、本系列の担当工場である玉川工場への入出場回送の際に入線していたため、本系列が奈良線の大和西大寺以西を全く走っていない訳ではない。
- ^ 本系列は他系列特急車と併結運用が組めないため、単独運用限定で使用する必要があった。
- ^ 同系列は1986年にさらに1編成が増備されている。
出典
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