奈良電気鉄道デハボ1100形電車
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/04/15 09:19 UTC 版)
奈良電気鉄道デハボ1100形電車(ならでんきてつどうデハボ1100がたでんしゃ)とは、奈良電気鉄道(奈良電)が保有した電車の1形式である。
- ^ 車体長15m、車体幅2.6m、窓幅700mm、客用扉幅1,100mmで、電動機に東洋電機製造か三菱電機が製造する、90kWないしは110kW級の主電動機を搭載することを義務付けられていた。
- ^ 中堅車両メーカーであった田中車両を近畿日本鉄道が買収、グループ企業として社名変更したもの。
- ^ B型とおおむね同一条件だが車体幅が2.45mとなる。1948年当時、奈良線には断面の小さな生駒トンネルが存在したため、B型仕様の車両では入線が不可能であった。
- ^ この実績が翌年のクロスシート付特急車の整備につながった。
- ^ このクハボ704はやはり電動車時代のパンタグラフをそのまま残しているが、電動車時代の位置のままとされ、特に方向転換やパンタグラフの移設は実施されなかった。このため、奈良電の制御車としては異例の奈良寄り(連結面寄り)へのパンタグラフ搭載となっている。
- ^ 1日に6往復を運転し、2運用を必要とした。
- ^ 当初は定期2運用体制の範囲で可能な最大数である1日に5往復を運転。
- ^ これにより朝の最混雑時間帯にかかる8時台を除く7・9 - 19時の時間帯に京都駅を毎時45分に、橿原神宮駅行きと近畿日本奈良行きの特急が概ね交互に発車する体制となった。
- ^ 当初は定期特急1運用の置き換えのためにモ18001-モ18002の2両1編成が製造され、翌年にも検査予備車の冷房化の必要からモ18003-モ18004の2両1編成が増備された。
- ^ ただし、特急ヘッドサインは680系が電照式であるのに対して、670系の特急ヘッドサインは683系と同じくペンキ書きのものであったため、電照式ではない。
- ^ 端子電圧600V時定格出力112kW、定格回転数755rpm。昇圧に伴う端子電圧の600Vから750Vへの引き上げに比例する形で定格出力が140kWに引き上げられた。
- 1 奈良電気鉄道デハボ1100形電車とは
- 2 奈良電気鉄道デハボ1100形電車の概要
- 3 運用
- 4 脚注
固有名詞の分類
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