近鉄球団の本拠地化とは? わかりやすく解説

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近鉄球団の本拠地化

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/21 02:26 UTC 版)

日本生命球場」の記事における「近鉄球団の本拠地化」の解説

1958年日本生命近鉄パールス(後の大阪近鉄バファローズ)の親会社だった近畿日本鉄道から「準本拠地として夜間だけ球場使わせてほしい」という要望受けた近鉄当時本拠地専用球場)の藤井寺球場ナイター設備がなかったため、ナイター試合大阪球場借りて開催していた。しかし、大阪球場所有する南海試合日程優先され利用料負担大きいことから本球場使用要望し日本生命了承近鉄7000万円をかけて照明灯などナイター設備新設し日本生命譲渡した当時パ・リーグは3球団近鉄阪急南海)が関西本拠地にしていたことから、近鉄沿線である名古屋圏への本拠地移転の声もあったが、パ・リーグ総裁決定によって3年間の本球場使用認められた。日本生命にとってもアマチュア専用では維持厳しくナイター設備など施設充実アマチュア野球ためになるという判断があった。これ以降近鉄ナイター中心に主催試合大部分を本球場開催したため、野球協約上の本拠地藤井寺球場のまま本球場実質的な本拠地となった1959年2月球場運営会社として株式会社日本生命球場設立土地建物日本生命から借り受け球場貸出料と広告料などで運営賄うことになった1960年近鉄名古屋移転見送りとなり、本球場大改修立案住民反対娯楽分野への設備投資抑制する閣議決定受けて一時計画頓挫したものの、1963年4月総工費1億2000万円をかけた改修工事完了した設備一新され新設されボックス480席を含む収容人数2万500となった近鉄公式戦練習あわせて年間70日使用し、収入面ではプロ野球興行大きく依存していたが、1973年近鉄藤井寺球場ナイター設備設置して移転する日本生命通告した。しかし、周辺住民反対藤井寺球場ナイター設備設置工事中断したため、引き続き球場近鉄主催試合使用された。 1970年代には日本野球機構パ・リーグ事務局ナイター照度不充分選手プレー支障をきたすことなどを問題視し一時球団本拠地愛知県中日ナゴヤ球場)や三重県など近鉄沿線中京地区移転することも検討された。しかし、愛知県保護地域とする中日ドラゴンズ独占権益侵される恐れがあることやファン分散化による不利益生じ可能性など問題点多々あったことから本拠地移転見送られた。1975年照度アップ工事が行われた。1979年パ・リーグ初優勝決めた近鉄ナイン試合が行われた阪急西宮球場から祝勝会会場となった球場直接戻りファン見守る中でビールかけ挙行している。 また、球場では3万人以上収容球場での開催義務づけられているオールスターゲーム日本シリーズ開催できないため、1979年1980年の広島東洋カープとの日本シリーズやその前のプレーオフ大阪球場間借りして開催した1984年藤井寺球場ナイター設備完成し近鉄同年シーズンから主催試合大部分を同球場開催これに伴い球場での試合数は1984年19試合以降年間10試合前後大幅に減少した。 なお、1977年には関西学生アメリカンフットボール連盟公式戦関西学院大学ファイターズ京都大学ギャングスターズが行われている(関京戦)。この試合は「涙の日生球場」として語り継がれることになった。本球場アメリカンフットボール試合が行われたのはこれが唯一である。

※この「近鉄球団の本拠地化」の解説は、「日本生命球場」の解説の一部です。
「近鉄球団の本拠地化」を含む「日本生命球場」の記事については、「日本生命球場」の概要を参照ください。

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