赤い鳥版とは? わかりやすく解説

赤い鳥版

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/15 09:23 UTC 版)

赤い花白い花」の記事における「赤い鳥版」の解説

赤い鳥リーダー後藤悦治郎らの友人が、北海道旅行の際にユースホステル旅人が口ずさんでいたのを聴いた友人はそれを聴いて歌を覚え後藤伝えた当時ユースホステルでは旅する若者らが集まり夕食後の「ミーティング」ではフォークソングなどを歌って親睦を深める習慣があった。そうした文化背景に、この曲が赤い鳥のもとまで届いたのである。 歌を聴いた後藤感銘を受け、1970年昭和45年6月25日日本コロムビアからシングル人生赤い花白い花』としてリリースした規格品番:Z-6-JA)。1969年昭和44年10月1日リリースしたファーストシングル『お父帰れや/竹田の子守唄』に続く2枚目のシングルであったが、ファーストシングルはインディーズ・レーベルアングラ・レコード・クラブ (URC) 」からのリリースであり、このシングル赤い鳥にとってメジャーデビューとなった当初後藤らも誰が作ったかわからず、ラジオ番組呼びかけ情報集めたところ、放送聴いていた群馬大学学生手紙出して中林連絡取り作者判明した赤い鳥のシングルには「作詞・作曲中林ミエ」と表記されている。全盛期フォークソング界では、優れた楽曲は人から人へと歌い継がれ誰が作った歌かもわからないまま、あたかも詠み人知らず」のように伝わっていくことも多く、この歌もそうした楽曲のひとつであった。 なお、赤い鳥がファーストシングルで採り上げた京都民謡「竹田の子守唄」も、旋律美しさから人から人へ歌い継がれ広まった楽曲で、後藤赤い鳥メンバー大分県竹田市民謡であると思っていたという。なお、シングルA面曲の「人生」は「竹田の子守唄」旋律山上路夫歌詞付けた替え歌である。 「赤い鳥 (フォークグループ)#代表曲」および「竹田の子守唄」参照赤い花白い花」は、1971年昭和46年7月25日発売アルバム竹田の子守唄』(東芝EMILibertyレーベル、LTP-9034)に収録された。このLPは、2013年平成25年4月10日ソニー・ミュージックエンタテインメントからBlu-Spec CD2仕様再発売されている(規格品番:MHCL-30033D)。 赤い鳥は、1973年昭和48年5月20日発売シングル紙風船赤い花白い花』(東芝EMILibertyレーベル規格品番:LTP-2854)でも再びこの曲を取り上げた。「紙風船」は同年国鉄CMテーマ曲グリコプリッツCMテーマ曲にも使用され、このシングルオリコンチャート週間9位にランクインした。 1974年昭和49年9月赤い鳥解散後メンバー後藤平山泰代(同年2月後藤結婚)は夫婦デュオ紙ふうせん結成紙ふうせんでも「赤い花白い花」をレパートリーとしている。また、解散後ハイ・ファイ・セット結成した元メンバー山本潤子も、この曲をレパートリーとしている。 後藤は「赤い花白い花」について、「コンサートではどこの会場でも知っている人が多く一緒に歌ってくれた」「ヒットさせようというのでなく、ありのまま気持ち作られた歌」と語っている。 なお、元の歌詞2番までしかなく、赤い鳥版でも2番までしか歌われていない(他のカバー2番までを歌うものが多い)。後述する芹洋子版で、依頼により中林追加した3番の歌詞以外にも、ユースホステル発行していた歌集では3番として歌詞掲載されているものがあった。これは若者らに歌い継がれる中で自然発生的に歌詞付け足されていったものと思われる

※この「赤い鳥版」の解説は、「赤い花白い花」の解説の一部です。
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