替え歌『人生』
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赤い鳥のメジャーデビュー曲『人生』(山上路夫作詞、大野雄二編曲、アルバム版では『JINSEI』)は『竹田の子守唄』の替え歌であった。旋律や新居潤子の声もよくコーラスも素朴だったが、元唄の歌詞では時代に関係なく意味がわかりにくいという判断から、山上に作詞を依頼して替え歌とされた。 『人生』のシングルについては「赤い花白い花#赤い鳥版」を参照 後藤は『人生』の歌詞で歌うことに拒否感があった上、結局それで発売したもののヒットしなかったため「自分のやりたいことをやらせてほしい」と強く要望し、シングル『竹田の子守唄』と『翼をください』を制作した。東芝レコードのディレクター新田和長の判断で、元唄の歌詞のまま発売したところヒットした。 藤田正は「『人生』の歌詞は、私には人生の見方が多少わかっているという驕りを後半に漂わせ、当時のフォークシンガーたちの青臭さや説教臭さを見抜いて批判した、山上によるフォークパロディだが、『人生』にはオーラがなく『竹田の子守唄』は歌詞の意味はわからなくても圧倒的迫力があるのは明白で、旋律と歌詞は切っても切り離せない関係の唄だ」と指摘している。 1997年発売のCD再発版には『人生』は「制作上の都合」とあるだけで理由不明のまま未収録となった。オリジナル版の制作に携わった村井邦彦は「1997年版の制作に関わっていないため事情は知らないが、過去にも複数回収録していて抗議を受けたことはない」と話した。
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