試作編成の落成から量産編成の登場へとは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > ウィキペディア小見出し辞書 > 試作編成の落成から量産編成の登場への意味・解説 

試作編成の落成から量産編成の登場へ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/19 08:24 UTC 版)

新幹線N700系電車」の記事における「試作編成の落成から量産編成の登場へ」の解説

2005年3月4日日本車輌製造日立製作所川崎重工業により先行試作車Z0編成)が完成しJR東海浜松工場にて報道陣公開された。同月10日未明に公式試運転として浜松 - 静岡間で初め本線走行し4月4日から走行試験開始し7月16日には三島 - 浜松駅間での日中走行実施した同月24日には初め東京- 新大阪間を走行し29日には山陽新幹線乗り入れ博多まで走行、そして9月7日には速度向上試験320 km/h記録したこの先試作車による2年間の実験走行経て量産車(Z1編成以降とN編成)を投入することとなった2006年12月7日日本車輌製造豊川製作所量産車となる構体報道関係者に公開された。この構体は「Z1編成」のもので、翌2007年3月より搬入開始された。これにより、100系以来続いていた「量産先行試作車の*0編成→*1編成への改番量産化改造および営業運転への導入」という東海道・山陽新幹線での慣例を破ることとなったZ0編成それまで各種技術試験行ってきた300系量産先行試作車「J1」編成廃車されたのと、車掌室やコンセント位置喫煙ルーム有無量産車異なり営業運転支障をきたすため量産化改造見送られJ1編成後継となる試験車として運用されることになった。尚,Z0編成は,N700S先行試作車J0編成登場によって廃車になっており,リニア,鉄道館で新大阪方面先頭保存されている。 同年5月23日には報道関係者約300人向けの試乗会実施された。使用されたのはZ2編成で、同年7月1日営業運転開始までJR東海準備する5本の編成のうちの一つだった。東京- 博多間を約5時間半で走行し途中名古屋京都新大阪岡山広島停車した東京1146分に出発し掛川通過直前に「只今車体傾斜行っています」という車内アナウンス流れ名古屋到着まで幾度か同様の放送流れたが、ほとんどの添乗者が車体傾き体感しなかった。同乗したJR東海担当者は、カーブに入る手前緩和曲線含めて線形読み走り込み続ける中で傾けタイミング調節した語ったその後同年6月16日17日24日公募による一般向けの試乗会開催された。 営業運転開始後2007年8月21日 - 9月11日までの間、JR西日本所有N1編成10両に短縮され新下関 - 新山口間を試験走行した。具体的には1, 5 - 12, 16号車 が連結され外周幌の取り外しによる乗り心地変化などがテストされた。9月12日以降16両に戻され通常運行使用されている。 車両輸送は、日立物流日本通運などが行っている。2008年春には日本通運CM本系列の輸送シーン(Z7編成(現・X7編成)の納車時)が放映されていた。 N700系Z0編成2011年1月30日 岐阜羽島深夜浜松工場搬送納車されるN700系車両2007年10月24日 浜松市西区内)

※この「試作編成の落成から量産編成の登場へ」の解説は、「新幹線N700系電車」の解説の一部です。
「試作編成の落成から量産編成の登場へ」を含む「新幹線N700系電車」の記事については、「新幹線N700系電車」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「試作編成の落成から量産編成の登場へ」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「試作編成の落成から量産編成の登場へ」の関連用語

試作編成の落成から量産編成の登場へのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



試作編成の落成から量産編成の登場へのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、Wikipediaの新幹線N700系電車 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。

©2024 GRAS Group, Inc.RSS