蜀・劉備陣営
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/01/28 20:26 UTC 版)
劉備(りゅうび)、字:玄徳(げんとく) 本作の主人公。「前漢六代景帝の子、中山靖王劉勝の孫の嫁の連れ子のはとこの妾の三つ上の兄の恋女房の曽祖父の隠し子」と触れ込んでいるが要は赤の他人で、関羽に「似たようなヤツを100人は見た」と流された際には本人も「劉姓はもう流行らんか」とボヤいている。 張飛と共に花嫁泥棒など働く悪党。乱世のドサクサに紛れて一旗揚げようと義勇軍を立ち上げたりする。双剣を使い、呂布の攻撃を切り抜けるなどそこそこ腕は立つ。ドスケベで日和見だが、変なところでお人好しな面もある。 関羽(かんう)、字:雲長(うんちょう) 旧字は「長生(ちょうせい)」と言い、関羽雲長の名は劉備に問われた際に空の雲を見ながら即興で名乗った物。長身で寡黙。デバガメとして登場し、花嫁泥棒を追ってきた役人たちをなぎ倒した。女好きではあるが女そのものには不信感がある。 本作では、かつて塩の密売組織で用心棒をしており、妻子もいたがボスである呂業の妾と密通する。発覚した際には制裁として妻子を殺され妾からも見捨てられたことから、組織を潰して逃亡した。 張飛(ちょうひ)、字:益徳(えきとく) 登場当初から劉備と行動を共にし、花嫁泥棒をしていた。本来の姿は男で、怒ったり酒を飲んだりすると女や虎にも変身する。冒頭の劉備による説明では、不義の末に自決した女の肉を食った後、虎に喰われてこうなった。本作では貂蝉の立場も兼任する。基本的には頭を使うのが苦手で、セックスでも女役も嫌いではないが男役の方が好きらしい。 呂布戦において呂布が撤退した際に負傷していたのに深追いし、城内にて行き倒れていたところを当の呂布に助けられ、その際女体化していたこともあってドサクサに紛れて思わず「ちょう…せ…ん」と名乗ってしまい、呂布に気に入られてしまうが、張飛の中の女の意識は(張飛と似ている)呂布を気に入っていた。 劉備の母 劉備の母親。桃園の誓いにて、宴席と酒肉を用意したほか、何処かしら連れてきた(捕まえた?)女を劉備に渡した。 劉備の母が連れてきた(捕まえた?)女 劉備の母が桃園の誓いに餞別として送られた女。劉備ら三兄弟に肉奴隷にされている。桃園の誓い以降、行動を共にしており肉奴隷とは言え自身を保護してくれている立場の三兄弟はそれなりに慕っている。徐州を攻められて関羽と共に曹操に囚われた際には玄徳の奥方と言う建て前で保護され、しばらく関羽と行動を共にしていた。 荊州で合流した後に一児を出産して正式に「玄徳の妻(甘夫人)」と言う立場になり(当然のことながら男どもは「誰が父親か」を押し付け合っていた)、玄徳を「我が君(夫の尊称)」と呼ぶ際には赤面してどもっている。玄徳が天下取りに対して興味を持ち始めてからは待遇は良くなった反面、放置状態で欲求不満気味。 趙雲(ちょううん)、字:子竜(しりゅう) 性別は女。本編では字は「子竜」と表記される。槍を武器として戦う。 登場当初は(玄徳達が山賊から助けた村娘にいかがわしいことをしようとしたこともあって)玄徳達を山賊と勘違いしていたが、和解した後は行動を共にする。なお、この時点にいた村で山賊が村娘をさらう事件が続発しており、その事件の山賊の頭は凶暴化した張飛である。 普段はまじめだが、セックスでスイッチが入ると凶暴化した張飛を性交により骨抜きにしてしまうほどの絶倫を誇り、それを敵味方問わずに絶頂させてしまう淫乱となる。 張飛の事件の解決後、玄徳が皇族の血を引く者、関羽が顔良を倒した本人だと知ると、趙雲自身は「主君を持たぬ流浪の身」であるため、玄徳に家来に加えてほしいと嘆願し、玄徳の「ゆるす」の一言で正式に仲間入りを果たす。 諸葛亮(しょかつりょう)、字:孔明(こうめい) 本編では既に故人という設定で、その妻が現在の孔明の名を名乗っている。玄徳に会った当の本人は実はマネキン。 天才的な知略家だったが、先年、呉にいる兄(諸葛瑾と思われる)に会いに江東へ旅に行ったが途中で熱病を患い他界。 黄宛貞(こうえんてい) 孔明の妻で、現在の孔明を名乗る女性。亡き夫の代わりに玄徳達に軍師として貢献する。
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