草63・草64系統
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/03 16:28 UTC 版)
「都営バス巣鴨営業所」の記事における「草63・草64系統」の解説
草63:池袋駅東口 - 西巣鴨 - 巣鴨駅 - 白山上 - 西日暮里駅 - 荒川区役所 - 三ノ輪駅 -(← 浅草雷門 ← 雷門一丁目)→ 浅草寿町 草63:巣鴨駅 - 白山上 - 西日暮里駅 - 荒川区役所前 - 三ノ輪駅 -(← 浅草雷門 ← 雷門一丁目)→ 浅草寿町 草63:とげぬき地蔵前 - 西巣鴨 - 池袋駅東口 草63-2:とげぬき地蔵前 - 西巣鴨 - 池袋駅東口 - 東池袋一丁目(豊島区役所) 草64:浅草雷門南 -(←浅草雷門←)- 東武浅草駅 - 大関横丁 - 荒川区役所 - 新三河島駅 - 尾久駅 - 王子駅 - 西巣鴨 - 池袋駅東口 草64:浅草雷門南 -(←浅草雷門←)- 東武浅草駅 - 大関横丁 - 荒川区役所 - 新三河島駅 - 尾久駅 - 王子駅 - 西巣鴨 - とげぬき地蔵前 草64:とげぬき地蔵前 - 西巣鴨 - 王子駅 池袋駅東口と浅草を結ぶ路線で、どちらも戦後直後に設定された路線である。鉄道では不便な地域も多く、利用状況は比較的安定しているためか、大きな再編は近年まで行われなかった。草64系統は1958年に戸山無軌条電車営業所所管の104系統となりトロリーバス(無軌条電車;軌道法の特許を必要とする電車である。乗務員;運転士は大型2種自動車運転免許証と路面電車用の乙種動力車運転免許状が必要であった)に取って代わられ一旦廃止、その後トロリーバスが廃止されたため、ほぼ同経路で無軌条電車廃止代替路線バス604系統として、渋谷営業所戸山支所(現・早稲田営業所)の管轄で復活することとなる。その後1971年3月に滝野川営業所へ移管され、滝野川営業所および同昭和町分車庫の統合・移転で1980年(昭和55年)4月に北営業所へと引き継がれたものの、志村営業所廃止の1982年3月には巣鴨営業所の担当に落ち着く。一部の便は西巣鴨で乗務員が交代する。 草63系統は43系統として運行していた路線を、1972年の系統番号整理で、草63系統となった路線である。当初は大塚営業所の管轄であった。西巣鴨から巣鴨駅前・西日暮里駅前を経由、荒川区役所前付近で草64系統と合流し、大関横丁で再び別経路を辿って浅草寿町を終点とする(復路は雷門一丁目始発)。池袋駅東口 - とげぬき地蔵前は特に需要が多く、巣鴨営業所の最寄であることから出入庫便も存在するため、当区間の折返し便が早朝を除く全日に多数運行されている。浅草側からも巣鴨駅発着の出入庫便が一部で運行される。池袋駅東口における乗り場の位置の都合上、池袋駅東口10番乗り場は経由せず、次はHareza池袋である。 草64系統も同じく池袋駅東口と浅草を結ぶ路線で、草63系統とほぼ同時期に設定されたものだが、草63系統が巣鴨駅 - 荒川四丁目で比較的狭い道を走行するのに対して、明治通り(尾久駅・新三河島駅)経由で走る。また、一部出入庫運用として浅草雷門南 - とげぬき地蔵前系統便が設定されている。2006年4月より南千住営業所と共管になったため、出入庫便のうち数本は南千住営業所担当便が運行していた。滝野川営業所時代には、乗継車として、字幕としては浅草寿町を表示していたが、乗継車の看板をぶら下げて、営業所の車庫構内に入って行き、中ドアと中ドアを合わせて停車し、乗客を乗り換えさせて、乗務員と車両を交換するダイヤが存在していた。また、滝野川車庫前行とは別に、昭和町車庫前行も設定されていた。 2003年に両系統とも経路変更が実施された。草63系統は2回行われ、前者は浅草寺などの浅草中心部へのアクセス改善、後者は草64系統と乗り場が異なるなどの問題を解消するためと思われる。草64系統も浅草周辺で経路変更を行い、浅草界隈のルートが大きく変更されたが、2010年4月1日から草63系統の経路が元に戻り、草64系統は南千住営業所との共管を解消した。 2015年3月30日から、豊島区役所新庁舎最寄りバス停となる東池袋一丁目発着の草63-2系統が設定され、池袋駅東口発とげぬき地蔵前行のLED表示に地蔵が表示されるようになった。 草63系統および草64出入系統は浅草と巣鴨(とげぬき地蔵)を最安で、また、唯一の直通ルートとなるため、駅での乗り換えの際の階段昇降の手間を嫌う高齢者などを中心に利用客が非常に多いようである。ただし、地下鉄利用と比べて所要時間は長くなる。 雷門一丁目の乗車用停留所は、かつて滝野川営業所と担当が分かれていた当時の浅草寿町の池袋駅東口行きの乗車用停留所であり、名前の変更のみで、場所の変更はない。しかし、草64系統の乗り場が変わってしまったので、以前は交互にほぼやってきて、乗り通す乗客にはサービスになっていたが、現在は草64系統の乗り場が変わってしまったので、この場所からは、草63系統と草43系統(浅草雷門方面のみ)しか乗車することは出来なくなってしまった。
※この「草63・草64系統」の解説は、「都営バス巣鴨営業所」の解説の一部です。
「草63・草64系統」を含む「都営バス巣鴨営業所」の記事については、「都営バス巣鴨営業所」の概要を参照ください。
- 草63・草64系統のページへのリンク