石影の描く妖怪画
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/05/31 15:32 UTC 版)
石影が実物の妖怪を見て創造し描くので、劇中に実在する妖怪とは異なるものが多い。中でも名前に「死」が付くものは死を連想させるため必殺の威力を持つ妖怪画である。 槍ねずみ 背に槍を生やしたねずみの妖怪画。主に背の槍で突き刺す攻撃をする。 鐘蝦蟇(かねがま)落とし 背中に大きな鐘を背負ったカエルの妖怪画。主にのしかかって相手の動きを封じる。 篭手海老(こてえび) 腕を覆う篭手状の海老の妖怪画。 犬咬み貝(いぬかみがい) 犬のような口のある巨大な貝の妖怪画。相手に咬みつき動きを止める。 死中引き込み腕(しちゅうひきこみかいな) 鎖を用いて絵の中の闇に引き込む鎧武者のような腕の妖怪画。 燕矢遠矢(えんやえんや) 矢が燕状の弓矢の妖怪画。矢の刺さった妖怪の妖力を奪う。矢を放つたびに体力を使うため、のちに負担を減らし連射可能な「燕矢遠矢・連」に改良される。燕矢遠矢・連(えんやえんや・れん) 燕矢遠矢の改良版。燕矢の口から多数の子燕矢を放つことも可能。 百足超車(ももぞぐるま) 高速移動が可能な巨大な百足の妖怪画。 死中ノ落人(しちゅうのおちゅうど) 死中引き込み腕の上半身妖怪画。石影が強敵に対して描く必殺の妖怪画である。 死数蚊(しすうか) 強力なドリル状の針を持つ蚊の妖怪画。大量の群れで襲いかかる。 連射式断首砲(こうべがり) ギロチン状の刃を発射するガトリング砲のような妖怪画。 薄白連(はくはくれん) 一反木綿のような紙状の妖怪画。絡み付いて敵の動きを封じ込める。 斬裂天狗(きりさきてんぐ) 腕が大鋏の天狗の妖怪画。空を飛び、腕の大鋏で断ち斬る。 削眼鬼(さくがんき) マントを羽織った巨体の一つ目の岩人形(ストーン・ゴレーム)の妖怪画。分厚い装甲で耐久性が高い。 一口鯰(ひとくちなまず) 蛙のような手足を持つ巨大なナマズ。大きな口で敵を飲み込む。 がんばれピヨ太郎 鉢巻を巻き、扇子を持った鳥の妖怪画。延々と応援してくれるので長旅で疲れた時に役立つ。 飛駄天(とびだてん) 長い尾を持つ巨鳥の妖怪画。崖や谷の移動、戦闘の移動補助など幅広く活用できる。 蛇の掌(へびのて) 5つの蛇の頭を持つ掌状の妖怪画。巻き付いて捕縛などする。 武装筆「狒々殺槍」(ぶそうひつ「ひひさっそう」) 妖筆に絡める槍状の妖怪画。圧倒的な破壊力を持ちながら妖力の効率も良い。 綾取りグモ(あやとりグモ) 茶人風の服を着た人間大の蜘蛛の妖怪画。粘着糸を用いた特製を持つ。 虎蛙(とらかわず) 虎と蛙を融合させたような姿の妖怪画。虎の殺傷力と蛙の跳躍力を併せ持つ。 石影妖屋敷(せきえいあやかしやしき) 屋敷そのものが巨大な妖怪画であり、屋敷自体も強力だが内部に複数の妖怪画を内蔵できる。歯刃襖(はばぶすま) 歯のような刃を持つ襖の妖怪画。 足軽タタミ(あしがるタタミ) 足軽のような姿をした畳(たたみ)の妖怪画。 十六夜甲冑(いざよいかっちゅう) 巨大な鎧を纏った武士の妖怪画。 武装筆「無限」 獄炎童子『無限』との戦いで砕かれた狒々殺槍の妖力を再び筆に集めて生み出した武装筆。切れ味は極めて高く、無限によって変容した妖刀『火童羅』をも切り裂いた。
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