真中監督時代
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「東京ヤクルトスワローズ」の記事における「真中監督時代」の解説
2015年 開幕後はプロ野球記録となる14試合連続3失点以下を達成するなど、投手陣が好調だったこともあり、一時は首位に立ったが、5月に入ると9連敗を喫し、最下位に転落した。バレンティンやラスティングス・ミレッジら主軸選手の怪我もあり、5月22日にミッチ・デニング(BCリーグ・新潟アルビレックス)と基本合意した。前半戦は4位ながらも首位・DeNAとは僅差の状態でターンした。後半戦突入後は阪神・巨人とのデッドヒートの末、9月24日の対DeNA戦に4-2で勝利し、2012年以来3年ぶりのAクラス入りとセ・リーグ一番乗りでのクライマックスシリーズ進出を決め、9月27日の対巨人戦に勝利し優勝へのマジックナンバー「3」を点灯させた。そして10月2日の対阪神戦(神宮球場)に2-1で勝利し、14年ぶり7度目のセ・リーグ優勝を決めた。前年度最下位からのリーグ優勝は1976年の巨人以来となり、2年連続最下位からのリーグ優勝は2001年の大阪近鉄バファローズ以来となった。また巨人と中日以外のチームがリーグ優勝を果たすのは2005年の阪神以来10年ぶりである(2006年から2015年の間は中日と巨人がリーグ優勝をしていた)。バーネットが自身2度目となる最多セーブ投手、川端慎吾が首位打者と最多安打、山田哲人が本塁打王と盗塁王と最高出塁率、畠山和洋が打点王のタイトルをそれぞれ獲得し、山田は史上9人目となるトリプルスリーも達成した。クライマックスシリーズでも4勝1敗(アドバンテージの1勝を含む)にて巨人を下して14年ぶりの日本シリーズ進出が決定。日本シリーズでは福岡ソフトバンクホークスと対戦し、1勝4敗で敗退して2001年以来の日本一を逃した。 オフにオリックス・バファローズを自由契約となった坂口智隆、北海道日本ハムファイターズを自由契約となった鵜久森淳志を獲得。バーネットがテキサス・レンジャーズに移籍。由規が肩の負傷を理由に戦力外として育成選手契約を結び、松元ユウイチが現役を引退した。 2016年 3月23日、選手10名が去年夏の高校野球決勝の勝利チームを予想し、賭け金を集め、予想の当たったものに分配していたことが発覚した。 詳細は「読売ジャイアンツ所属選手による野球賭博問題」を参照 チームは主砲のバレンティンを欠いたことが響き、9年ぶりの開幕4連敗を喫した。以降もドラフト1位ルーキーの原樹理が右肩甲下筋肉離れ、エースの石川が左脹脛痛、館山も右肘の手術と投手陣だけでなく、山田が左第八肋骨骨挫傷、昨年首位打者の川端が右足舟状骨骨折、打点王の畠山も左手首痛、雄平が左脇腹痛、大引も腰痛で離脱と昨年にはなかった主軸の故障者が続出したことで、下位に低迷した。6月26日の中日戦では守護神・オンドルセクが守備固めで入っていた比屋根彰人のミスで同点に追い付かれたことに対し、降板後に暴言を吐き、謹慎処分が下された事が引き金となって7月21日に退団し、更なる苦境に陥る。低迷するチーム状況の中、5月30日に韓国からジェフンを獲得し、7月5日に由規を支配下に復帰させ、17日にオリックスから八木亮祐とのトレードで近藤一樹を獲得し、テコ入れを図った。7月24日の対中日戦で由規が1786日ぶりの勝利を挙げた。9月19日にDeNAが勝利したことで、Bクラスが確定し、最終成績は5位に終った。山田が2年連続のトリプルスリーを獲得した ものの、投手陣はチーム防御率4.73(5位DeNAと約1点差)、失点694(5位DeNAと106点差)とセ・リーグ最下位、1970年以来の2桁勝利投手ゼロと不名誉な記録を残した。森岡良介が現役を引退した。 オフに自由契約となった田中浩康がDeNAに移籍。 2017年 前年と同じく川端、畠山、バレンティン、中村悠平、小川、秋吉亮、雄平、大引らチームの主力級に故障が相次ぎ、交流戦から終盤にかけて最下位に低迷。5月30日のオリックス・バファローズ戦から6月10日の千葉ロッテマリーンズ戦まで10連敗、7月1日の阪神戦から7月21日の阪神戦まで14連敗を喫した。前半戦だけで二度の10連敗以上の大型連敗を喫し、これは1956年の高橋ユニオンズ以来61年ぶりであった。7月26日の対中日ドラゴンズ戦(神宮)で史上4度目、セントラル・リーグでは66年ぶりとなる最大10点差(延長10回)をひっくり返しての逆転勝利を収めるも、記録的な低迷は続き、最終的には球団ワースト記録を更新する96敗を喫し、2014年以来3年ぶりの最下位が決定した。また、チーム打率・得点・本塁打もリーグ最下位に終わった。真中監督が辞任し、後任監督として2014年まで指揮を執った小川淳司が復帰することになった。
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