百鬼衆
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/21 01:41 UTC 版)
何らかの障害のある忍者ばかりで構成されているが、忍びの世界でも恐れられている実力者揃いで史上最強の忍び集団を自称している。 観世音(かんぜおん) 百鬼衆の頭。美貌の盲人で仕込み杖を使う。鉄馬にあんな恐ろしい奴は初めて、と言わしめる程の実力を持つ。普段はオカマ言葉で丁寧な態度を装っているが、怒ると豹変し残虐な面を見せる。視力が無いのを補うために異常に聴覚が発達しており、スキンヘッドでフンドシ一丁と言う一見、馬鹿げた身なりだが、それは音を頼りに戦うので衣擦れなど余計な音を生じさせないため。音以外にも臭いや空気の流れで世界を認識する事もできる。狐嶽城で満千代の警護の任についていた。満千代の奪還に来た鉄馬を殺し、全盲のためムジナの忍法・跳頭も通じず殺す寸前まで追い詰めるが偶然発現したムジナの蛍火の術によって、城の堀から転落し竹槍で全身串刺しになり死亡。 梅庵(ばいあん) 鼻が無いため濁った発音で喋る。鎖鎌を使い鉄馬相手に優勢に戦ったが、嗅覚が効かないと言う弱点をつかれ全身に油を浴びせられ焼死する。 カイナ 片腕が無く義手の中に刀を仕込んでいる。出っ歯で語尾に〜ネとつけて喋るのが口癖。スダレを殺すが女装した陣内相手に油断し、義手の刀で自らの頭を貫かれ死亡。 ククセ せむし男のような風貌。36歳。159cm82kg。血液型B型。捨て子。背中の大きなコブで敵の手裏剣や刀を受け止め、極端な低姿勢で無防備な脚を水面斬りで切りつけるのを得意とする。走るのも速い。サジを大いに苦しめたが取っ組み合いになった末に首をへし折られ死亡。 カシム 両足が義足の老人。62歳。136cm37kg。血液型O型。一見、戦闘要員では無いように振舞っているが、それは敵を油断させるための演技に過ぎずに義足に火縄銃を仕込んでいる。モッケを射殺し、ヒカゲも殺そうとするが、火縄の弱点を見抜いたヒカゲに斬り殺される。どこかに娘と孫がいるらしい。 シコモ 百鬼衆では唯一の女性。両手に手甲鉤を装備している。幼い頃に火事で半身に大火傷を負っており、右眼が塞がれたままで普段は左眼だけを出した頭巾で顔を隠している。陣内を追い詰めるも、トラウマから火を異常に恐れると言う弱点を見抜かれ敗れた。 オビト 巨人症の大男。23歳。271cm268kg。血液型O型。分厚い筋肉で手裏剣が効かず、怪力を誇りムジナを絞め殺そうとしたが、忍法・跳頭の前に敗れる。 エチ 知的障害者だが観世音の命令は聞く。巨根。何も考えていないゆえに殺気を感じさせずに人を殺す事が出来る。特殊な身体組織で手裏剣を無効化し、人間の首や真剣をいとも簡単にへし折る怪力、足も速く身も軽いと言う百鬼衆の中でもトップの実力を持つ。ヒカゲを殺したがサジと陣内の単純な罠に引っかかり滅多刺しにされ一度は死んだと思われたが、復活し再び2人に迫った。サジと陣内の再度の攻撃を受けて死亡。 シュジュ 小人症の小男。背が極端に低い故に斬りづらく、その低位置から繰り出される刃は防御しづらい。ピッチ走法で足も速く身も軽いと言うエチと並ぶ強敵。サジを殺す寸前まで追い詰める。トドメを刺そうとした瞬間に偶然にも観世音が堀から転落する所を見てしまい大きく動揺し、その隙を突かれ自分もサジに堀から転落させられて死亡。 法一(ほういち) 両耳が無い。手裏剣術を得意とし、傀儡輪と言う特殊な手裏剣を使う。セタを殺し陣内も苦戦させたが傀儡輪の仕掛けを見破られて敗れた。
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