百済王氏とは? わかりやすく解説

百済王氏

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/04/09 21:08 UTC 版)

百済王氏(くだらのこにきしうじ)は、百済最後の王である義慈王の子である善光[注釈 2]を始祖とする日本氏族持統朝に百済王の氏姓を賜与された。「こにきし」は、古代朝鮮の三韓の王を指す言葉であり、古代朝鮮語に由来すると考えられている。


注釈

  1. ^ 北河内交野郡中宮郷、山東煙台膠州萊州百済王氏。
  2. ^ 旧唐書』列伝34劉仁軌伝に「扶余勇者、扶余隆之弟也、是時走在倭国、以為扶余豊之応、故仁軌表言之」とある。
  3. ^ 河内国への移住は百済王敬福陸奥で黄金を発見し河内守に任命されたことが契機になっているといわれるが史料上の根拠はなく、移住時期については異説もある。
  4. ^ 2006年(平成19年)の百済寺跡発掘調査により、これ以前から同所に何らかの建物が存在していたことが明らかとなった。出土遺物などから同所に建物が造営された時期は白鳳文化期と推定されている[4]
  5. ^ 「百済王等者朕之外戚也。」[7]

出典

  1. ^ 太田 1934, p. 2070.
  2. ^ 太田 1934, pp. 2069–2073.
  3. ^ 続日本紀』延暦9年7月17日条
  4. ^ “朝刊 関西発:大阪・百済寺跡 百済王氏の邸宅か 大型建物跡が初の出土 壊した後に建立”. 読売新聞. (2006年4月11日). http://osaka.yomiuri.co.jp/inishie/news/is60411a.htm 2007年9月18日閲覧。 [リンク切れ]
  5. ^ http://contents.nahf.or.kr/item/item.do?levelId=gb.d_0030_0100
  6. ^ a b 伊藤英人 (2021年7月). “濊倭同系論”. KOTONOHA (古代文字資料館): p. 12 
  7. ^ 『続日本紀』延暦9年2月27日条
  8. ^ 崔恩永 2017, p. 195-198.
  9. ^ 崔恩永 2017, p. 198.
  10. ^ 小森 2015, p. [要ページ番号].
  11. ^ 大澤 2015, p. [要ページ番号].
  12. ^ 崔 2017, pp. 188–190.
  13. ^ a b 崔 2017, pp. 190–193.
  14. ^ a b 崔 2017, p. 191.
  15. ^ 藤本 1982, p. [要ページ番号].
  16. ^ 上野 1983, p. [要ページ番号].


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