狂人軍関係者
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/29 01:56 UTC 版)
キチ吉(キチきち) 狂人軍でピッチャーを務める少年。頭に氷嚢を括り付けている。ホームランボールの直撃で気ちがいと化した蔵人にユニフォームを盗まれたのがきっかけとなり、丸目家に居候する。語尾は「〜デス」。杉浦茂調の瞳にブタ鼻、常に鼻水を垂らす。後半は蔵人を食って実質的な主役となっていた。 作者が本作のあとに『少年チャンピオン』に連載した『チャンピオンマンガ科』にて、キチ吉のモデルが手塚治虫の『ザ・クレーター』の主人公「オクチン」であると明かしている。 ナガヒマ 4番・キャッチャーで通称「ミスター狂人軍」。非常に喧嘩っ早く、人間相手でも構わずバットを振り回す真性の気ちがい。目玉がつながっている。 王選手(おうせんしゅ) 狂人軍の3番打者。スペードのキングのような顔をしており、非常に気位が高い。蔵人が気ちがいと化す原因となった場外ホームランを放った張本人。 カワカム監督(カワカムかんとく) 狂人軍監督。顔面にカタカナの「キ」の形に絆創膏を貼っており、服装は金太郎ルック。腹掛けに背番号が書かれており、その番号は「80」。反抗的な相手には容赦なく(反駁するという意味ではなく、文字通りに)噛み付く。 ハットのオヤジ 狂人軍のオーナーと思われる人物。本名不詳。シルクハットに口髭の紳士然とした風貌だが、質問されたことに対する受け答えは支離滅裂。三島由紀夫の真似をしてみたかった(ただし本作の執筆は三島事件の前であり、ここで言っているのは三島が執筆し自身の手で映像化した『憂国』のことである)と言い嬉々として割腹自殺を図るも、未遂に終わる。 アンパイヤ 狂楽園球場専属の球審だが、狂人軍のメンバーが足りない時は選手として試合に参加することもある。何事に対しても「アウト」「セーフ」と判定を下したがる。 アナウンサー 狂楽園球場専属の実況担当。マイクの代わりにトウモロコシを握り「本日はトコロ天なり、只今マイクの試食中」と言った調子でグラウンドの状況を解説する。アンパイヤと同様、狂人軍のメンバーが足りない時は選手として試合に参加することもある。 狂犬狂太郎(きょうけんきょうたろう) キチ吉のペット。狂犬病に感染しており噛まれた者も狂犬病のウイルスに感染して発狂(既に発狂している者は正常になる)してしまう。水が弱点(狂犬病の症状による)。 後に別作品『マボロシ変太夫』や『タカモリが走る』にも登場。ただし『タカモリが走る』の藤子不二雄ランド版では名前が「乱犬・乱四郎」に変更されている。
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