特殊能力の由来
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/21 21:22 UTC 版)
「実況パワフルプロ野球」の記事における「特殊能力の由来」の解説
『パワプロ』に多数存在する特殊能力には、選手個々のプレースタイル・特徴がそれを生み出すきっかけとなるケースが多い。それらの「由来」となった選手を、スタッフが公式に明かしたものを中心に記載する。 寸前× 藪恵壹が由来。好投していても勝利投手の権利を得る5回以降、特に完投目前の9回に四球や連打で突如崩れる場面が多くみられた。当時の評論家などはメンタル面の弱さを指摘し「藪病」と揶揄されるほどだった。 短気 バルビーノ・ガルベスが由来。走者を背負うと冷静さを失い、あからさまに苛立った態度を取ることで知られた。判定に激怒し、審判目掛けてボールを投げつけた上に罵声を浴びせ、出場停止処分を受けた事件が有名。 一発病 横浜時代の斎藤隆が由来。「花火師」と揶揄されるほどホームランを献上し、1996年は1シーズンで松井秀喜に打たれた安打7本がすべて本塁打だった。現在は「一発」に名称変更。 四球男 石毛博史が由来。快速球で次々と三振を奪う本格派クローザーとして一時頭角を現すも、制球難が改善されず伸び悩んだ。四球連発で自滅する展開を多発し、スポーツ紙や専門雑誌などでノーコン投手の烙印を押されてしまった。現在は「四球」に名称変更。 テンポ○ 上原浩治が由来。先発時に試合時間が非常に短かったことから。COM専用特殊能力。 初回先頭打者ホームラン男 仁志敏久が由来。1番打者時代、先頭打者本塁打を多く放ったことから。現在は存在しない能力。 ヘッドスライディング 亀山努が由来。第1作から存在する特殊能力。近年[いつ?]の作品では「微妙なタイミングの際に発動、スライディング中に限り走力がB相当になる」という性能になっている。現実ではヘッドスライディングの技術的効果について様々な論説があり「普通に走り抜けた方が速い」という意見も根強いが、少なくとも当作品に於いては走力Bを下回る選手に関しては滑った方が速く、逆に上回る選手に関しては走り抜けたほうが速いことになる。 サヨナラ男 ジャック・ハウエルが由来。1993年に日本記録となる5本のサヨナラ本塁打を放ったことを再現するために設けられた。第1作から存在する特殊能力。超特殊能力実装以降は、超特殊能力「伝説のサヨナラ男」を所持。 満塁男 駒田徳広が由来。駒田はプロ初打席が満塁本塁打、6年連続で満塁本塁打を記録するなど、現実でも「満塁男」の異名を持つ。超特殊能力実装以降は、超特殊能力「恐怖の満塁男」を所持。 また駒田の通算満塁本塁打記録を更新した中村剛也は、『パワプロ2020』では彼の実績を再現するために、これまでに存在した「現役選手は超特殊能力は付けてなかった」というルールを廃止し、超特殊能力「恐怖の満塁男」がつけられた異例な措置だという。 鉄腕 稲尾和久が由来。キャリアハイとなった1961年、当時のプロ野球記録となる78試合登板、25完投、42勝(14敗)を記録、連投・多投という過酷な状況の中で安定した投球を見せた。 宮西尚生も14年連続で50試合以上登板、9年連続20ホールドの鉄腕ぶりを発揮したことから、現役選手では史上2人目となる超特殊能力を与えられた。 超スローボール 多田野数人及びユウキが由来。スピードガンで計測不能なほどの超遅球を投げたことから。なお、超スローボールを投げると2009年版等では球速表示が「ケイソクフノウ」となっていたが、近年[いつ?]では60km/h前後の球速が表示されるようになった。 代打の神様 高井保弘、八木裕が由来。高井は代打本塁打を27本放ち、八木は代打で出るとチャンス時の一打を見せつけた。 扇風機 ラルフ・ブライアントが由来。ブライアントはプロ野球記録となる1シーズン204三振はおろか、上位5位のうち4つがブライアントである。 渾身の決勝打 イチローが由来。2009年WBC決勝戦(公式には「わたしたちの記憶に刻まれた大舞台」と表現)延長戦で決勝適時二塁打に放った場面を反映したために設けられた。
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