版權とは? わかりやすく解説

はん‐けん【版権】


版権

読み方はんけん

copyright訳語で,福沢諭吉よるものとされるわが国においては古く出版条例」(明8太告135)において用いられたが,現在法上の用語として使われていない。現在も一般には,「版権所有」などというように著作権もしくは出版権または利用許諾なされたことを表す言葉として,出版業界などで慣用されているようだが,その範囲が明確でなく,誤解を防ぐためにもなるべく使わないほうがよい。

(注:この情報2007年11月現在のものです)

版権

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/19 06:40 UTC 版)

版権(はんけん)は、著作権の旧称。


  1. ^ 『福澤諭吉全集』 第19巻岩波書店、1971年4月 (原著1962年11月)、p. 468頁。 
     譯者注解。「コピライト」は從來出版官許と譯したれども此譯字よろしからず。「コピ」とは寫すの義なり。「ライト」とは權の義なり。即ち著述者が書を著はし之を寫し之を版にして當人獨り之を自由に取扱ひ、他人をして僞するを得せしめざる權なり。此權を得たる者を「コピライト」を得たる人と云ふ。故に「コピライト」の原語は出版の特權、或は略して版權杯と譯して可ならん。日本人の考ふる如く、此書を著すも差支なし、此事を記すも忌諱に觸るゝ事なし杯とて、政府より其出版を許すの趣意にあらず。書を著はし事を記すは人々の見込にて勝手次第、他人の著述を盜むにあらざれば毫も差支あることなし。唯政府の職分は約束の如く僞版を防ぐの一事のみ。 — 福澤諭吉、『福澤諭吉全集』第19巻
  2. ^ 『福澤諭吉全集』 第19巻岩波書店、1971年4月 (原著1962年11月)、p. 449頁。 
  3. ^ 「著作権の無保護は文化の阻害と 福沢諭吉偽版の取調を申請」『東京日日新聞』、明治6年5月29日
  4. ^ 版権ビジネスの手法にポケモン成長のわけ 3ページ 石原恒和社長が語る「ポケモンが愛され続ける理由」(3)(2010.5、東大教授 浜野保樹のメディア対談録、WEDGE Infinity)
  5. ^ https://twitter.com/antch/status/1237348181634994176 (2020.3、月刊ニュータイプ編集部)
  6. ^ Blu-ray 白銀の意思 アルジェヴォルン VOL.1<初回生産限定版>(2014年10月発売、白銀の意思 アルジェヴォルン公式サイト、ワーナー ブラザース ジャパン
  7. ^ 版権は舞う、俺も踊る(2008.5.30、SOUL EATER - ソウルイーター - 制作ヨタ日記 ボンズ Cスタ、ウェブアーカイブ)


「版権」の続きの解説一覧

版権

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/27 23:22 UTC 版)

ブルーバード (いきものがかりの曲)」の記事における「版権」の解説

楽曲ブルーバードに関して2012年4月よりバーニングパブリッシャーズ系列オフィス日新日新パブリッシャーズ)がもっている。。

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版権

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/18 17:03 UTC 版)

日本映画新社」の記事における「版権」の解説

同社管理する版権は下記の通り2008年にすべて東宝ステラ移管された。 株式会社日本映画新社の製作物 1.前身である社団法人日本ニュース映画社社団法人日本映画社株式会社日本映画社の製作物 東宝前身である東宝映画株式会社文化映画部の製作物 3.の前身である株式会社写真化学研究所株式会社ピー・シー・エル映画製作所株式会社ゼー・オースタヂオの非劇映画作物 3.の文化映画部に設置され東宝國策映画協会の製作物(『皇道日本』、1939年東宝教育映画部、およびその後身の東宝教育映画株式会社劇映画を含む製作物 1954年までのニュース映画素材と版権は、その後日本放送協会譲渡され、「NHK戦争証言アーカイブス」のひとつとしてインターネット公開進んでいる。また1946年までのほとんどの作品川崎市市民ミュージアムで、一部素材昭和館上映された。1955年から65年ニュース素材同社デジタルアーカイヴ化しブログ公開していたが、現在は諸般の事情中止となっている。

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版権

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/12 19:16 UTC 版)

話しかけたかった」の記事における「版権」の解説

発売当初からバーニングパブリッシャーズにある。

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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/01 08:31 UTC 版)

ガンダム・センチネル」の記事における「版権」の解説

MGモデルグラフィックス誌は1996年10月号において模型イベントJAF-CON V」における『センチネル』を題材とした当日版権ガレージキット販売停止について触れ自社スタンス表明するとともにバンダイとの同意のもとに自分達には『センチネル』における一定の権利があるという主張行っている。このことは元々『センチネル』の版権の線引き口約束のみで文書化されておらず曖昧だったことと、これに関与したバンダイ側の当事者異動により不在となったことから発生した事件」だった。これ自体は、誌面でのやりとり経てその後バンダイホビー事業部とは和解している。しかし、この記事においてガンダムシリーズの版権元であるサンライズ当時何らかの形で版権移譲関知承諾したという記述はない。バンダイ側においてもキャラクタートイ事業部(現コレクター事業部)より展開され玩具GUNDAM FIX FIGURATIONシリーズについて前述した口約束」を全く無視した形で商品展開されており、 バンダイグループ内においてもモデルグラフィックス誌の主張実効性持っていなかったことが伺える。その後、同誌1997年3月号において前述記事内容について「訂正お詫び」とした訂正記事掲載されこの中で「『ガンダム・センチネル』を含む『ガンダムシリーズ』の版権はMG誌が持っているではなく創通エージェンシー・サンライズであり、バンダイアートボックスモデルグラフィックス誌の企画・編集)に商品化料を支払という事実はあり得ない」と記述されている。 ガンダムシリーズ関連当日版権が唯一許諾される模型イベントキャラホビ C3×HOBBY」において、『センチネル』関係の版権は許諾されていなかったが、2005年ウェーブ2010年にはボークスガンダムMk-V正式に許諾受けた上で販売実現した正式には『センチネル』版権ではなくSDガンダム GGENERATION名義での許諾)。また、studio RECKLESSでは2006年Ζプラス販売予定した二次審査不許諾となり断念している。後に頭部のみをΖガンダム再版キットにおまけとして付属量産型Ζガンダムキットには頭部両腕両脚転用されている。ヌーベル・ジムIIIに関してジムIIIヌーベル用のパーツをおまけとして付属させる形が取られている。しかし2014年キャラホビで、studio RECKLESS始めとした複数ディーラーからSガンダムΖプラスガレージキット発売された事から、前述状況変化してセンチネル』版権での当日版権許諾降りる状況変化している模様である(前述のようなSDガンダム GGENERATION』版権では許諾されにくい胸像許諾降りている)。

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