版本の記号
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/05 05:08 UTC 版)
「源氏物語における写本記号」の記事における「版本の記号」の解説
版本についてもその本文を比較する際には写本と同様に記号が使用されることがある。整版本は同じ版木を使う限り同じ物が印刷されるのに対して古活字版は印刷の度に毎回人の手で活字を組み直す関係で印刷の結果(本文)が少しずつ異なることになるために厳密に比較するためには刊記や所蔵場所によって区別する必要がある。 十 慶長初年刊十行本(実践女子大学蔵本) 嵯 伝嵯峨本(大東急記念文庫蔵本) 元 元和九年刊本(元和本)(天理図書館蔵本) 寛 寛永中刊本(第一類)(大東急記念文庫蔵本) 九 九州大学本(九州大学蔵) 無 無刊記本(素源氏) 万 萬水一露 承 承応版『絵入源氏物語』 首 首書源氏物語 湖 湖月抄 なお、絵入源氏物語については「絵」や「入」が使用されることもある。
※この「版本の記号」の解説は、「源氏物語における写本記号」の解説の一部です。
「版本の記号」を含む「源氏物語における写本記号」の記事については、「源氏物語における写本記号」の概要を参照ください。
- 版本の記号のページへのリンク