渋谷楽翠学園
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/10 06:50 UTC 版)
「ろくでなしBLUES」の記事における「渋谷楽翠学園」の解説
鬼塚(おにづか) 渋谷楽翠学園の頭。東京四天王の一人。ランチコートを愛用している。学年は太尊たちと同じだが、中学の時に留年しており年は一つ上。格闘技等は使わないが怪力を誇る。また、太尊にはアゴを割られても立ち向かい、葛西にはアバラを折られてもギブアップせず、かなりの精神力が伺える。 登場時は気に入らない暴走族のリーダーを半殺しにするなど非常に悪辣で冷酷非情な男であり、味方であってもミスがあれば殴りつけ、島袋と組み合っていた須原を2人まとめて2階から突き落としたりと、仲間を力と恐怖で支配する道具としか見ていなかった。しかし、吉祥寺の面々との抗争で太尊に敗れた後は仲間の大切さを知り、改心して上山にその座を禅譲、後に仲間と心を通い合わせた真の渋谷のリーダーに成長している。太尊に対しては自分の過ちに気付かせてくれた恩人として感謝している。大阪抗争編では、四天王共闘の時には沈着冷静・理知的な描写が多く、暴走する川島に仲間との信頼を諭す姿すら見せた。 上山(かみやま) 楽翠学園のNo.2。輪島に匹敵する体格でボディ攻撃が通用しない。吉祥寺との抗争では、勝嗣・米示・ジョーを3人まとめて倒し、当時、太尊、島袋に次いで吉祥寺ベスト3だった赤城との戦いにおいて、赤城にホースで首を絞められるも針金で閉められたホースを引っこ抜いて勝利し、高い実力を見せ付け、連戦連勝。更に連戦になった、無傷の輪島との戦いには、連戦による連戦の上山は今までのダメージ、疲労もあり、奮戦、善戦したものの敗れるが、その風貌と圧倒的なパワーは、赤城から「ビガロ」と喩えられたり、「本当は鬼塚より強いのではないのか」などと言われていた。鬼塚が吉祥寺の面々から散々けなされた時には何も言わなかった楽翠の面々が、上山への悪口に怒って吉祥寺の面々と乱闘するなど、鬼塚とは違い純粋に仲間から慕われている。赤城に諭されて鬼塚との決別を決め、抗争後は形式上彼が頭になったが、再登場した時には仲間からの厚い信頼を得た鬼塚にトップの座を返上している。極東との抗争では、一度川島に倒されるが、後に須原と2人で勝嗣たちの元に駆けつけ、地下駐車場での抗争に参加した。 須原(すはら) 楽翠学園のNo.3。太尊と同じ大阪出身で関西弁で喋る。軽い身のこなしを活かした戦法が得意。太尊のパンチをバク転でかわしたところ、ゴミ箱の上に降りてしまいはまりこんで転倒したり、ベルトを引き抜いて太尊を打ちのめそうとするも、直後に太尊にズボンを引きずり降ろされてしまうなど、初登場時間もなく数度にわたってギャグシーンを披露した。吉祥寺との抗争では鬼塚のあまりの非情・卑劣さに嫌気が差して戦意を失い、鬼塚への精一杯の反抗として島袋にわざと投げられ続けてKOされる。再登場時には鬼塚に軽口を叩いており打ち解けていることが伺える。鬼塚の件で太尊にも義理を感じているようで、四天王制覇を目論む葛西の警告をしに吉祥寺までやって来る。極東との抗争では、一度川島に倒されるものの、上山と共に再び抗争に参加する。 小太郎(こたろう) 楽翠学園の生徒で鬼塚グループのメンバー。鬼塚に陰口を聞かれてしまい、死刑宣告を受けて太尊らと共に吉祥寺に逃げる。見た目は小柄で気弱そうだが、鬼塚の命令に背き負傷した仲間をかばうなど、芯の強い一面もある。太尊に倒されて上山を始めとする仲間たちから背を向けられた鬼塚にも手を差し伸べており、そのことに鬼塚は涙し、彼に仲間の大切さを気付かせる切っ掛けになった。 松本(まつもと) 楽翠学園の生徒。渋谷で和美をナンパした。この時に止めに入った勝嗣といざこざを起こしたことがきっかけで後の渋谷と吉祥寺の間で抗争が起こった。 古城(こじょう) 松本の救出と太尊達への報復のために鬼塚を呼びに行った。
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