水交社本部ビルとは? わかりやすく解説

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水交社本部ビル

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/11/21 07:16 UTC 版)

水交社」の記事における「水交社本部ビル」の解説

山本五十六葬儀麻布飯倉町の水交社行なわれた。1943年昭和18年6月行われた山本五十六元帥国葬の列は、麻布飯倉2丁目交差点近くの「水交社本部ビル」から出発した敗戦後水交社解散後に、空襲から焼け残り空家となった大きな白い建物であった「水交社本部ビル」は米軍接収され米軍関係者サロン宿舎使用された。後に米軍日本政府へ、「旧日本海軍水交社返還する」と通告した。しかし、「水交社本部ビル」が使われなくなって返還されず、その代わり占領軍フリーメイソンによって占拠され入り口には「メソニック・ビル」の表示掲げられた。 1949年昭和24年暮れ接収解除された後、1950年昭和25年6月に、国(占領下の日本政府大蔵省)から、土地建物とも、最低価格の8千万円で優先的に、「宗教法人東京メソニックロッジ協会」(財団法人東京メソニック協会前身、現・一般財団法人メイスン財団)に払い下げられ8月には所有権取得登記が行われた。屋上コンパスと直角定規大きなシンボルマーク掲げられ時期もあった。 「メソニック・ビル」には、日本フリーメイソン中核となる「日本グランド・ロッジ」(1957年昭和37年3月設立)が入居していた。現在の黒くて低層の「東京メソニックビル」(東京メソニックセンター、地上2階 地下2階)は1981年昭和56年5月定礎されて(定礎が行われた年か竣工年かは不明建て替えられたものだが、一室には水交社時代応接室再現されている。 現在の東京メソニックビル」内には、日本フリーメイソン中枢集まっており、「日本グランド・ロッジ」の他、いくつかのブルーロッジ、リサーチ・ロッジやアメリカ管轄ロッジ含め事務所割当てられており、秘書業務財務業務が行われている。また、付帯組織である「ヨーク・ライト」(York Rite)や「スコティッシュ・ライト」(Scottish Rite)も事務所構えている。地上1階エントランスだけで何もない地上2Fには「日本グランドロッジ」や「ヨーク・ライト」や「スコティッシュ・ライト」などのオフィスライブラリがあり、地下1Fには各ロッジオフィスがある。地下2Fにはブルーロッジやスコティッシュ・ライトホールやダイニングホールやキッチンがある。 この接収巡っては、1952年昭和32年)に結成された「水交会」(水交社後身大日本帝国海軍海上自衛隊関係者によるOB団体)が、「国際法違反である」として、資産取り戻し訴訟起こして建物返還要求したその後10年越し民事裁判続けられたが、裁判開始から14年後の1966年昭和46年)に、フリーメイソン側が金1000万円を支払ということで「水交会」側の実質敗訴の形で和解成立し水交社跡地フリーメイソンの物となった

※この「水交社本部ビル」の解説は、「水交社」の解説の一部です。
「水交社本部ビル」を含む「水交社」の記事については、「水交社」の概要を参照ください。

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