水一族(みずいちぞく)
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「るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚-の登場人物一覧」の記事における「水一族(みずいちぞく)」の解説
風一族と対をなす風水の一族。一族は名前の最後に「水」の字がある。彼らの陣は気脈を自在に操ることを主眼にしており、時には攻撃のために用いられる諸刃の剣である。風一族に敗れた後、大陸に渡り火炎の力・唐風水を会得する。 邪鏡の陣(じゃきょうのじん) 風水を使用すると自動的に術者に反撃がされるという罠。武蔵野の地底に水一族が仕掛けた。 霊水(れいすい) 声 - 結城比呂 風水を操る水一族の長。黒っぽい服装で、主に魯班尺を使う。東京府を守護する魔法陣の結界を除き、武蔵野の地底の龍脈で工部省や警視庁、兵部省、司法省を消滅させたが真の目的は太政官会議での政府高官の抹殺、その後の水一族の日本の覇権を握ることであった。龍脈を螺旋状に動かすことでその威力を増幅させ日光でその進路を東京に変更しようと戦場ヶ原で玉座の陣を組んでいた。そこへやって来た陣風と戦うが彼の命を懸けた力の前に敗れる。しかし、自らを犠牲に玉座の陣を復活させた。 神谷道場で剣心を迷宮回廊の陣に引き込み、土龍閃を自らの力で相殺したりした。また、式神を操ることも可能。式神(しきがみ) 霊水が操る存在で、複数体存在する。魯班尺から気を放って相手を吹き飛ばしたり、数体が魯班尺を相手に向けてかざすことで相手を結界内に閉じ込めることが可能。通常の攻撃ではなかなか倒れないが、気の回流点である脇部分が弱点。終盤では霊水が防壁の陣を発動した際、数体の式神が気の塊に巻き込まれて消滅している。 技 迷宮回廊の陣(めいきゅうかいろうのじん) 神谷道場で霊水が剣心に使用した。剣心が見たのはかつて自分が殺害した新撰組隊士の怨念であった。 入邪の法(にゅうじゃのほう) 大和風水でも禁じ手とされる外法。これを受けた者の傷口から自然の邪気を入り込ませ、体を内部から腐らせ死に至らしめる。これを解くには武蔵野の地底泉・「龍の泉(りゅうのいずみ)」の水を飲ませるしかない。一度は薫もこの技を喰らい、死の危機に瀕した。 唐風水・玉座の陣(とうふうすい・ぎょくざのじん) 龍脈の進路を変更するため霊水が使用した陣。また、敵に対しても使用可能であり、その時は相手の心に巣食う幻を見せる。 唐風水・防壁の陣(とうふうすい・ぼうへきのじん) 青い炎のような気の塊を放出し、風水士にしか越えることのできない結界を生成する。霊水が陣風と決着をつけるために使用した。その名を聞いた佐伯が恐ろしさのあまりその場を逃げた。 唐風水・狼牙の陣(とうふうすい・ろうがのじん) 霊水が陣風の必殺の技に対して使用した技。竜巻のようなものが飛び出る。 佐伯優之進(さえき ゆうのしん)/幽水(ゆうすい) 声 - 大黒和広 海運や不動産業で急速に力をつけている「佐伯商会(さえきしょうかい)」の会長。その正体は「幽水」という水一族の一人。慈善家を装っているが、本性は強引な性格で、立ち退こうとしない者には式神での攻撃を加えるなどする。武蔵野の地底に眠る龍脈を引き出すため、政府高官に武蔵野の鉄道敷設を黙認させるため多額の賄賂を贈る。立場的には霊水の配下であるが、内心では龍脈を自在に操れる絶大なる力を秘めた「翡翠の紋章」を使い、彼を超える力を手に入れ自らが一族の長として、この世の“光”となり支配することを画策しており、翡翠の紋章を所持していることを霊水に隠していた。霊水が消滅した後、翡翠の紋章を使い気脈を自在に操る強大な力を手に入れ、地中の仕掛立体陣を起動することで破壊の龍脈を発動させその野望を実現させようとする。しかし、逆刃刀を龍の泉の水で浸した剣心の土龍閃で仕掛立体陣は崩壊し、翡翠の紋章を落としたところを左之助に奪われ、陣風によって龍脈を消滅させられ、その野望が潰える。 水一族の長 声 - 田中完 275年前の水一族の長で、部下共々編み笠を被っている。戦闘時は気を稲妻のように放出して相手を攻撃する。「一つの国に風水を司る一族は二つもいらぬ」との主張から、風一族の永劫の陣を崩そうと画策。陣を構成する社の一つを破壊するも、風一族の長の全ての気を集約した猛攻の前に敗退。いずれ水一族が日本に戻ることを示唆しつつ姿を消した。
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