有事での応用事例
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/03 06:36 UTC 版)
ウィキメディア・コモンズには、軍事利用におけるコンテナに関連するメディアがあります。 1991年の湾岸戦争で、コンテナは当初の予定にない様々な使われ方をした。多国籍軍の物資を運ぶだけでなく、換気のために穴を空けることによって、間に合わせの居住空間や捕虜の移送用としてもコンテナは使われた。コンテナは敵の攻撃に備える遮蔽物としても使われ、壁面に土嚢を積むことで対戦車ロケット弾 (RPG) にも耐えうる簡易要塞を構築することが可能であった。 20数年前に日本国内で起きて世界中の注目を集めた、阪神・淡路大震災や地下鉄サリン事件を始め、アメリカでの世界貿易センタービルの崩壊事件他、各地で絶える事のない戦争などの経験を生かして、コンテナを応用した診療所・仮設ベット・手術室等の各種高度医療設備や、入浴や仮設トイレ・調理設備、更には避難シェルターなどと、いわゆるライフライン設備を備えた機動性に富むコンテナが開発され続けている。 ドイツ連邦軍によってコンテナ化された、緊急医療施設を設営するデモ動画。 コンテナの機能や構造を最大限に生かし、2015年セキュリティ展示会で出展された、フィンランド軍のモバイル ワーク ショップ。 キール地区の病院に設置された、新型コロナウイルス関連施設。 ドイツ国内に開設された、20ft型の新型コロナウイルス関連施設。(2020年8月17日撮影)
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有事での応用事例
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/07 05:55 UTC 版)
「日本のコンテナ輸送」の記事における「有事での応用事例」の解説
自衛隊の装備として、通常の汎用品輸送のほかに、テロや災害派遣などで使う医療用装備。 一例として、陸上自衛隊西部方面輸送隊で新たに取得する、20 ftコンテナ(ロールーフタイプ)の仕様書では、使用目的は軍事設備ではなく物資輸送等で、民間等で使用しているJIS Z1618による20 ftドライコンテナと同等の製品を使用し、コンテナの高さを約350 mm低くして2,240 mmとする以外では、通常の20 ftと同様の規格とする。これは、西部方面輸送隊が装備する特大型トラック(荷台の高さ約1.4 m)に積載時の車高が、道交法で定める3.8 m以下にして機動性を確保するためである。また輸送価値を高めるために、コンテナ自重:4,500 kg以下、最大積載量19,000 kg以上を確保するなどが盛り込まれている。その他、ベースとなるコンテナの調達方法や引渡し方法、さらには塗装方法やコンテナ内部での積荷の積載装備に関する仕様など、事細かく指示が記載されている 医療団体の災害対応用装備として。 国交省・消防庁・警察庁などでの救援装備。
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