映画界の父とは? わかりやすく解説

映画界の父

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/21 10:01 UTC 版)

永田雅一」の記事における「映画界の父」の解説

1934年日活退社して第一映画社創立し自前スタジオにて映画製作している。1936年同社解散する際には従業員前に泣きながら解散の弁を語ったとされるその後松竹大谷竹次郎知遇得て俳優達を引き連れて大谷経営する新興キネマ京都撮影所長となるのが表の履歴である。しかし、竹中労の『聞書き アラカン一代』によると撮影所所長の職は第一映画社解散する前に約束されており、そもそも第一映画社投下資本は「松竹」の出資であったとしている。大谷実弟である白井信太郎新興キネマ)をバックにつけて日活分裂動いた永田そのまま大谷傘の下入ったとしており、引き抜き労務管理汚れ仕事を受け持つ別働隊であった暴露している。 永田泣き芝居一週間前に東宝から金を引き出していた日活堀久作常務当時。後に社長)が逮捕され日活東宝提携調印後壊されている。何もかも日活配給網を得んとする松竹野望から始まり小林一三阪急阪神東宝グループ創業者)の「大東宝」構想との衝突根本にあったとされる1942年政府勧奨映画会社統合される際に、業界東宝ブロック松竹ブロック二分する動きがあるのを察知すると、当局掛け合って新興キネマ日活を軸とした第三勢力による統合認めさせ、「大日本映画製作大映)」の成立成功。この立案をした情報局第五部第二課長に贈賄をしたという噂は当時から残っている。成立同時に作家菊池寛同社社長に担ぎ出し、自らは専務就任1947年には社長となる。翌年1月公職追放となるが、間もなく追放解除となり社長に復帰したこの間1946年第22回衆議院議員総選挙京都選挙区から立候補したが、落選している。政治家とはならなかったものの、河野一郎岸信介と交流から、一時政界フィクサーとなっていた時期があった。特に警職法改正閣内分裂した際に当時の岸首相大野伴睦に対してされたとする政権禅譲密約交わした際に萩原吉太郎児玉誉士夫とともに立会人になったとされている。

※この「映画界の父」の解説は、「永田雅一」の解説の一部です。
「映画界の父」を含む「永田雅一」の記事については、「永田雅一」の概要を参照ください。

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