映画界の動き
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/29 15:37 UTC 版)
この「変身ブーム」は、「怪獣ブーム」の本家のはずの東宝の「ゴジラシリーズ」にも影響を与え、『ゴジラ対メガロ』では等身大から巨大化するロボットヒーロー「ジェットジャガー」が登場した。東宝はこのブーム期も「東宝チャンピオンまつり」として、「ゴジラシリーズ」の新作に加えて過去作品の再上映を続け、ブームの一翼を担っている。一方で製作本数の深刻な減少から、東宝はテレビ界に活路を求め進出、『愛の戦士レインボーマン』(NET)や『ダイヤモンド・アイ』(NET)など「等身大変身ヒーロー番組」を制作したほか、『流星人間ゾーン』(日本テレビ)で「巨大変身ヒーロー番組」にも取り組み、劇中にゴジラ他東宝の映画怪獣を登場させている。 東映は自社の「東映まんがまつり」に『仮面ライダー』や『人造人間キカイダー』などの得意の等身大変身ヒーローの中編映画を、東映動画のテレビアニメやオリジナル企画アニメと組み合わせた番組として盛り込み、大いにブームを過熱させた。 前回のブーム時で見られた松竹や日活など各映画会社の参入は、大映の倒産などもあり、邦画の斜陽と併せて今回は見られず、円谷プロが「創立十周年記念映画」として『怪獣大奮戦 ダイゴロウ対ゴリアス』を制作して東宝系で公開したのみに終わった。
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