日本国内における概要とは? わかりやすく解説

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日本国内における概要

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/24 17:44 UTC 版)

付随車」の記事における「日本国内における概要」の解説

広義では動力もたない車両全般指し狭義では動力運転台双方もたない車両を指す。広義付随車のうち運転台をもつ車両は、制御車 (Tc) または制御付随車称し狭義付随車区別することが多い。 狭義付随車は、日本の鉄道において記号「サ」で表されることが多い。由来については、古語の「候ふさぶらふ)」(「貴人の側にお仕えする」という意味)や英語のSubordinate随行するものという意味)、動力車の間に挿入されることから「差し挟むさしはさむ)」の「サ」など、諸説がある。また、気動車用の付随車記号は「キサ」である。 1911年明治44年)に制定され鉄道院車両形式称号規程では、電車を表す「デ」の中に含まれたが、1914年大正3年4月主電動機装備しない車両を表す「トデ」が制定された。同年8月には、制御車と共通で記号「ク」が制定されたが、1917年大正6年)に運転台もたない付随車「サ」が分離された。 付随車制御回路を引き通して編成中間組成されるものが一般的だが、制御回路の引き通しをもたず、動力車後部連結牽引される後付付随車あとづけふずいしゃ)と呼ばれるものも存在する。こちらは、終端駅機関車牽引列車のように動力車前後に付け直す必要があり、かつては各地軽便鉄道などでよく見られ運行形態であるが、上田交通別所線の運転が新車導入なくなった現在では、銚子電気鉄道保有するワム80000形貨車改造した遊覧客車「ユ101」が唯一の存在であったが、老朽化のため2012年平成24年3月31日付で廃車となり、後付付随車なくなった電車付随車場合通常集電装置不要であるが、中には付随車ありながらパンタグラフ変圧器などの電装品装備し電動車不可分ユニットを組むものがある。これは、機器分散させて車両重量平準化するために行われる日本国有鉄道国鉄)では781系初め採用され電動車と一体不可分であることから、「A」 (Alternative) や「p」 (Pantograph) というサフィックス(副記号)をつけて表され偶数形式付されることが多い。国鉄分割民営化後搭載機器の多い交流直流両用電車交流電車採用される例が多くJR西日本683系電車の「サハ682形」やJR九州883系電車の「サハ883形」などが存在している。また、第二次世界大戦直後には、南海サハ3801形3801(初代)様に電化区間蒸気機関車牽引列車客車代用として用いられる際に、室内灯に給電するためにパンタグラフ搭載した例もあった。なお、この南海サハ3801形の車籍・台車流用したサハ4801形は国鉄直通列車用に作られ客車ではあるが、南海線においては後付付随車のような扱いであり、「サハ」の形式記号付けていた。

※この「日本国内における概要」の解説は、「付随車」の解説の一部です。
「日本国内における概要」を含む「付随車」の記事については、「付随車」の概要を参照ください。

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