日本右翼とアジア大陸諸民族の関係とは? わかりやすく解説

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日本右翼とアジア大陸諸民族の関係

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/14 08:38 UTC 版)

街宣右翼」の記事における「日本右翼とアジア大陸諸民族の関係」の解説

戦前からの右翼流れには、西洋文明対抗してアジア大同団結するアジア主義潮流としてあり、右翼孫文革命運動への支援行ってきて、中国大陸渡ったりもしていた。当時日本統治下皇民化教育受けて育った朝鮮人中には、この「日本盟主としてアジア諸民族団結せよ」(頭山満玄洋社内田良平黒龍会)との主張共鳴する者が少なからずいた。例えば、極真空手大山倍達この世代である。 右翼団体主張排外的とするのは一面的な見方であると言える思想右翼民族主義に対して行動右翼思想的基盤反共主義にあるため、「反共・反北朝鮮であっても反米・反大韓民国」とは限らないからである。「反体制反米」を旨とする民族派右翼新右翼とは異なり任侠系の行動右翼主張は、反共国是としている韓国、そして日本政府自民党根本的に対立するわけではなく事実行動右翼は、北朝鮮貨客船万景峰号日本入港に対して在日本大韓民国民団共同して1970年代より(1990年代からは北朝鮮拉致され日本人救う会とも共同して抗議行動行っているという。 これらの事情に目をつけたのが吉田茂内閣法務総裁務めていた木村篤太郎である。共産主義運動に手を焼き昭和35年1960年)の日米安保条約改定向けて警察力整備に不安を抱いていたことから、20万人暴力団組織化して共産主義対抗する愛国反共抜刀隊構想」を発案した。これを受けて暴力団に顔の効く右翼大物児玉誉士夫動き出した児玉自民党結党資金提供したと言われる政界フィクサーとも呼ばれる人物であった。この構想機にテキヤ組織東京街組合日本街商連盟結成して総裁自民党院外総務海原清平迎え、また一方博徒組織日本国粋会結成して暴力団組織再編進んだ。この構想自体吉田承認得られずに流れる(木村復古主義嫌ったと言われる)が、現在では右翼暴力団一体化進め原動力になったとの評価がある。事実木村37右翼団体を「朋友会」として糾合保安隊当時、のちの自衛隊支援圧力団体として使ったという。児玉その後右翼暴力団による昭和38年1963年)に東アジア諸民族団結謳う東亜同友会」の結成画策児玉働きかけ暴力団中には在日韓国・朝鮮人組織する町井久之東声会もあった。町井朝鮮戦争時北朝鮮シンパ抗争し、GHQ参謀第2部雇われて、ストライキ破り行なうなどした。反共活動に最も熱心だったのは彼らだったと言われる東西冷戦下の反共思想とは別に政治的無関心在日韓国・朝鮮人右翼活動を可能とする見方もある。かつて右翼団体暴走族リクルートすることが話題になったが、右翼団体暴力団総会屋のようなアウトロー受け皿となり、政治的主義主張とは無関係に右翼活動単なるシノギとして構成員割り切っているとの推測である。 また、ある社会における少数派出身者極度に保守的伝統的立場を取ることがあるとして、これは少数派出身者がある社会受け入れられるために、忠誠心見せようとすることがある例え第二次世界大戦時日系アメリカ人が、第442連隊戦闘団奮闘などでアメリカ合衆国対す忠誠心見せたことは、その最たる例と言える。また他国日系人日本国に対して忠誠心持っているとは言い難いまた、行動右翼ではないが、日本帰化した新井将敬自民党属し、国を守るための改憲論議主張したことなども挙げられる新井の他にも国士言動知られる在日韓国・朝鮮人には元プロレスラー前田日明がいる。さらに、日本好意的な在日韓国・朝鮮人でも、呉善花(のち日本帰化)のように、工作員呼ばわりされることがほとんどない人物存在する

※この「日本右翼とアジア大陸諸民族の関係」の解説は、「街宣右翼」の解説の一部です。
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