日本の禅の歴史とは? わかりやすく解説

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日本の禅の歴史

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/17 22:44 UTC 版)

「禅」の記事における「日本の禅の歴史」の解説

日本には、公式には13世紀鎌倉時代)に伝えられとされるまた、日本天台宗宗祖最澄の師で近江国分寺行表中国北宗流れを汲んでいる。臨済曹洞の禅は鎌倉仏教として広がった臨済禅流れ中国南宋渡った栄西日本請来したことから始まる。曹洞禅道元中国渡り中国印可得て日本に帰国することに始まるが、それ以前大日房能忍多武峰達磨宗(日本達磨宗)を開いていた事が知られる曹洞宗の懐鑑、義介らは元達磨宗の僧侶であった鎌倉時代以後武士庶民などを中心に日本仏教一つとして広まり各地禅寺禅宗寺院禅林)が建てられるようになったのに加え五山文学水墨画のように禅僧による文化芸術活動盛んに行われた中国から日本に伝わる禅の宗派25流れがあり、臨済宗から独立した黄檗宗含めると47流になるとされる一方で9世紀平安時代前期)に皇太后橘嘉智子招かれて唐の禅僧義空来日し檀林寺で禅の講義が行われたものの、当時日本における禅への関心低さ失望して数年で唐へ帰国したとする記録存在する日本禅宗25曹洞宗道元入宋永平道元 1223年入宋天童如浄の禅を伝灯 東明来日東明慧日 1309年来日し直翁徳挙の禅を伝灯 東陵来日東陵永璵 1351年来日 臨済宗黄龍派千光派 入宋明庵栄西 1187年入宋虚庵懐敞の禅を伝灯 楊岐派聖一派 入宋円爾 1235年入宋無準師範の禅を伝灯 大覚派 来日蘭渓道隆 1246年来日し無明慧性の禅を伝灯 法澄派 入宋心地覚心 1249年入宋無門慧開の禅を伝灯 法海入宋無象静照 1252年入宋し石渓心月の禅を伝灯 大応派 入宋南浦紹明 1259年入宋虚堂智愚の禅を伝灯 兀庵来日兀庵普寧 1260年来日し無準師範の禅を伝灯 大休来日大休正念 1269年来日し石渓心月の禅を伝灯 西礀派 来日西礀子曇 1271年来日し石帆惟衍の禅を伝灯 無学来日無学祖元 1279年来日し無準師範の禅を伝灯 鏡堂派 来日鏡堂覚円 1279年来日し環渓惟一の禅を伝灯 一山来日一山一寧 1299年来日し行弥の禅を伝灯 古先派 入元古先印元 1318年入元中峰明本の禅を伝灯 仏慧派 来日霊山道隠 1319年来日し巌祖欽の禅を伝灯 中巌派 入元中巌円月 1325年入元東陽徳輝の禅を伝灯 清拙派 来日清拙正澄 1326年来日し智慧の禅を伝灯来日明極楚俊 1329年来日し虎巌浄伏の禅を伝灯 竺仙来日竺仙梵僊 1329年来日し古林清茂の禅を伝灯中派 入元愚中周及 1341年入元し即休契了の禅を伝灯 大拙派 入元大拙祖能 1344年入元千巌長の禅を伝灯 別伝派 来日別伝明胤 来日し虚谷希陵の禅を伝灯 黄檗派 来日隠元隆琦 来日し費隠通容の禅を伝灯

※この「日本の禅の歴史」の解説は、「禅」の解説の一部です。
「日本の禅の歴史」を含む「禅」の記事については、「禅」の概要を参照ください。

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