日本の私年号としての朱雀
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/02 04:47 UTC 版)
朱雀は、私年号として、寺社の縁起や地方の地誌等に散見される。私年号は逸年号とも呼ばれ、『日本書紀』に現れない年号をいう。通説では、天武天皇が定めた元号である「朱鳥」(686年)の別称、美称とされる(坂本太郎等の説)。読み方は上記の「すざく」「すじゃく」「しゅじゃく」のほか「あかすずみ」と読まれた可能性も考えられる。 8世紀の終わりに成立した『続日本紀』の神亀元年(724年)冬十月の条には聖武天皇の詔として「白鳳より以来、朱雀以前、年代玄遠にして、尋問明め難し」という記述がみられる。
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