文藝春秋とSWCの共同記者会見とは? わかりやすく解説

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文藝春秋とSWCの共同記者会見

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/10 23:02 UTC 版)

マルコポーロ事件」の記事における「文藝春秋とSWCの共同記者会見」の解説

2月2日文藝春秋SWCホテル・ニューオータニ共同記者会見開催した廃刊決定に不満を持つ元編集者は、取締役会方針反してホロコースト見直し論者であるフリージャーナリスト木村愛二会場乱入させ、木村野次をとばすなどして会見妨害した。また会場では『マルコポーロ次号ルポルタージュ掲載予定だったフリー・ジャーナリスト江川紹子現れ、『マルコポーロ』の記事の内容支持しない表明したうえで、自分取材した記事掲載つぶれたことの不満を、SWC抗議方法批判矛先を向けることで表明した江川は、SWC強く批判したが、出稿企業SWC広告出稿中止要請自由に拒否することができたという事実や出稿企業側の判断の是非」や「ホロコースト犠牲者冒涜する記事広告出し利益を得る企業倫理欠如」といった問題については沈黙守った記者会見江川次のように述べた田中社長記者会見について。 田中社長記者会見の中で自らの責任問われきょとんとした表情で「どういう責任ですか?とってますよ。こうやって。僕がやめちゃってどうするんですか」と問い返した日本代表する出版社一つである同社このような不透明な決着をしたことの重み分かっているのかと首を傾げたくなった。田中社長陽性気質攻勢にある時は、帆に順風呼び寄せるとなったのだろうが、このように守り」の態勢では逆風煽る。隣の塩谷北米総局長が、田中社長次に何を言い出すか心配そうに見つめ続けていたのが印象的だった。この点に限らず田中社長会見での表情は、「身を切られるような決断」(会見での発言)をしたとは思えない明るいものだった記者の中からも「今日会見雰囲気をみていると、ややこしい問題早く謝って切り抜けようという感じ伝わってくる」という感想出たほどだ。田中社長言動会見場では何度失笑漏れたのだが、当人は「なぜ笑いが出るのか分かりません」と首を傾げていた。(中略最近部数伸びてきたとはいえまだまだ赤字の『マルコ』だから、そう迷うこともなく切る決断をしたのではないか、との懸念は、今回田中社長表情見て、ますます膨らむばかりだ。それにしても、と思う。私はこの記者会見で、田中社長苦渋に満ちた表情断腸の思いを滲ませた口調があれば、自分自身納得させよう思っていた。そうでなくても、サイモン・ウィーゼンタール・センター側の説明真に胸を打つものであればこうした結論仕方がないあきらめがついたかもしれない。しかし、残念ながらそのどちらもなかった。 SWCクーパー師についての批判。 そしてクーパー師にも私は失望した。彼は「今回記事は、投下されたのは原爆でなく、普通の爆弾だったと書かれたようなもの」としながら問題になった原爆切手発行について触れ、「切手デザインに対して日本から信じがたい感情的な反応があった。その結果原爆の被害受けた人々思い汲んでデザイン変えられた」と述べた。(中略)同センターは「ユダヤ人人権団体」とマスコミ紹介されているが、本当に人権問題取り組んでいるのなら、このように発言はできるはずがない、と私は思う。ましてや原爆切手対す反応を「信じがたい感情的な反応」と表現する至っては、まさに絶句してしまった。言論の自由についての私の質問半ばはぐらかされてしまった。重ねて回答求めたが、質問時間制限され、かなわなかった。同師は一つ質問対し私たちには理解できないユダヤ例え話含め雄弁語ったあまりに話が長すぎて、「演説聞きに来たんじゃない。これじゃ質問できないじゃないか」という声も上がった

※この「文藝春秋とSWCの共同記者会見」の解説は、「マルコポーロ事件」の解説の一部です。
「文藝春秋とSWCの共同記者会見」を含む「マルコポーロ事件」の記事については、「マルコポーロ事件」の概要を参照ください。

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