攻撃系獣魔
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/12 02:09 UTC 版)
土爪(トウチャオ) 八雲、ベナレス、ガネーシャが使用。ベナレスが最初に開発した獣魔で、3本の鋭い爪の尾を持つヤシガニのような姿の獣魔。 大岩や妖魔の体をたやすくバラバラにするほどの強い力で、対象を切断・破壊する。闇を好む性質があり、召喚時は地中に潜るか、あるいは3つの爪痕以外は姿を現さない。掌を地に付け召喚すると一直線に地上(地中)を走って対象に激突する。地に付けない場合は掌上に一瞬だけ姿を現し斬撃を放つ。 当初は八雲唯一の攻撃獣魔で遠距離攻撃に用いていたが、光牙を取得してからは接近戦に使われるようになった。特に足で土爪を召喚する技はそのトリッキーさでベナレスにも大ダメージを与えた。 光牙(コァンヤア) 八雲、ベナレスが使用。攻撃獣魔の中では最強の破壊力を持ち、光で形成された三つ目の龍の姿をしている。 光と高熱を発しながら高速直進し、対象を爆発させながら貫く。基本は直線的な動きだが、熟練すれば「屈折」「散開」「再集束」「連射」が可能。特に連射は三只眼の光術に匹敵する破壊力を発揮する。ただし光であるため鏡面などで反射される他、光術の強い破壊力を警戒するための「鏡蟲」や「鏡亀」、「影牙」など対光術に特化した防御獣魔も数多く存在する。また殺傷力が強すぎて手加減が利かないのも欠点で、相手を傷つけずに行動不能にするには「散開」や「屈折」の技術を駆使せねばならず、建造物内や洞窟内で使う際には目標に当てた瞬間「散開」させないと周囲の崩落に巻き込まれて生き埋めになる等、使いこなすには熟練が必要である。 八雲の主力獣魔として主に遠距離戦に使われていた。 縛妖蜘蛛(フーヤオチチウ) ベナレス、エル・マドゥライが使用。巨大な蜘蛛の獣魔で、対象に取りついて捕縛し、精を吸収する能力を持ち、最終的には繭状の結界に封印することができる。縛妖陣の獣魔版と言える術であり、不死身の无への対処に有効な術。ただし対象捕縛から封印までは時間がかかり、その間に術を妨害されることが多いため、成功率は低め。 炸裂虫(チァリェチョン) エル・マドゥライが使用。掌に収まるほどの小さな虫型の獣魔だが、投げつける事で手榴弾の様に爆発を起こす。 元は連載誌の企画で募集された読者考案の獣魔の一つ。 石絲(シースー) 八雲が使用。亜空間に旅立つ時にベナレスから与えられた獣魔の一つ。 花の蕾を思わせる形状で対象を石化させる黒い糸を吐く。ただし糸の射出速度はさほど速くなく射程距離も短いため、「近距離において油断した相手」という、術の成功にはかなり限定的な条件が必要である。しかし決まった瞬間に勝負が決する上、无に対しても有効であるため、八雲はアマラやベナレスなどに使用していた。当初は一度石化してしまうと解除するには自身を跡形もなく消し飛ばすくらいしか八雲にできなかったが、のちに石化は哭蛹で解くことができるようになったため、八雲は神山依子を高熱から守るために、また甲子美智瑠の心臓病の進行を止めるため仲間に使用したこともある。 雷蛇(レイシヲ) ベナレス、ガネーシャ、八雲が使用。強烈な電気を帯びた蛇の獣魔。 光牙ほど破壊力はないが対処しにくく、広範囲に大威力の電撃を放つ。また威力を抑えて痺れさせるだけといった手加減もできる。地中を走る土爪への対処にも優れている。 凍血球(ドンシゥエチウ) ベナレスが使用。無数の棘が生えた球体で、対象に接触する事で凍結させる。哭蛹を封じるためにも使用。 回風(ホイフォン) ベナレスが使用。円盤状の身体に4本の鎌が付いた形状で、回転しながら突進して対象を切り刻む。 元は連載誌の企画で募集された読者考案の獣魔の一つ。 炎头(イェントウ) ベナレスが使用。炎を纏った巨大な髑髏の形状で、膨大な火炎を周辺に発散する。 火猿猴爪(ホゥユァンホゥチャオ) ベナレス、ガネーシャが使用。自らの手に高熱の炎の爪を纏わせ、接近格闘技の殺傷力を上げる。 火爍甲虫(ホゥリィチィアチョン) ガネーシャが使用。高熱を帯びた無数の甲虫がショットガンのように猛スピードで四方に爆散し、周囲を破壊する。 精吸牙(チンシーヤア) サルラーマの左腕に植え付けられている獣魔。接触した相手から精気を吸いとる力を持つ。 精気を吸うには直接接触する必要があり、八雲はこの力を使ってカルキを鎮めようとした。 全獣魔同時召喚(応用技) 八雲から獣魔の使用権を得たアマラが「出でよ全ての獣魔!」と唱え使用。 文字通り契約者の所持する全ての獣魔を圧縮した状態で召喚して撃ち放つ劇中最強の獣魔術。召喚された獣魔は攻撃に無関係な物が大半であったが、高密度エネルギーがベナレスをも粉砕する破壊力を発揮した。 最大の弱点は契約者が同時召喚の莫大な瞬間精消費に耐えきれないことで、2発で契約者の八雲は精が枯れ果て肉体が崩壊。八雲も一撃必殺技として高く評価したがその後自力で使用できるかは不明。精の少ないベナレスは、無謀な技としてそもそも選択肢に入れていない。
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