戸塚西リトル
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/06 09:23 UTC 版)
「MAJORの登場人物」の記事における「戸塚西リトル」の解説
去年の成績はベスト4。しかし、バッテリー以外の守備はそれほど上手くなく、前原達は最初バカにしていた。 宇沙美 球太(うさみ きゅうた) 声 - 加藤優子 投手。左投左打。背番号1。 剛速球とフォークボールが武器。小学6年生。打撃もよく、1番バッターで流し打ちもできる。プロを意識して木製バットを使用。速球に強い吾郎も空振りさせられるほどのボールを投げる。 野球好きの父に強引に野球を始めさせられスパルタ教育を受けていたが、自分が所属するチームが勝利した際に父が内心喜んでいる事に気付き、「父の為に野球をする事が全て」と思い込み、自分でも気付かない内に父に絶対服従の野球ロボットのようになっていった。 三船リトル戦では最終回、完全試合まで後二人まで追い込んだが、沢村のとっさの思いつき『縦バント』で出塁されそれを逃す。さらに得意球・フォークの多用により握力が弱まったことと縦バントによる揺さぶりから、前原を与死球で押し出し、小森の走者一掃の長打で5対4まで追い上げられる。父である監督から吾郎を敬遠するよう指示されるが、彼に「誰の為に野球やってんだ」と質問され父のやり方に疑問を抱き、指示を無視する。ストレートで勝負するも、父に投手交代を迫られる。しかし、今までの鬱憤と本音を父に吐露したことから、彼の行き過ぎた行為から周囲の擁護され交代もなく、チームメイトの声援と自分の意思で吾郎と「心のこもった真剣勝負」するも、彼に逆転サヨナラ2ランホームランを打たれた。しかし、彼との勝負で初めて野球の面白さを実感し、父の今までの行き過ぎた指導を責める事はなく野球を勧めてくれた父に感謝して父とも和解した。 宇沙美の父(うさみのちち) 声 - 内田直哉 戸塚西の監督。名前不明。大の野球好きで勝つ為なら些細な妥協も許さず特に息子の球太に対しては一段と厳しい。それは野球のみならず普段の生活面においても野球以外のスポーツで遊ぶことを禁止し、ゲームや漫画も野球系のものに限らせ、友人と関わるのも「くだらん友情ごっこ」と吐き捨て、百害あって一利なしと見なして禁止した。試合に勝利した際は素直に球太に「嬉しかったぞ。好きなもの食べていいぞ」と喜びを伝えることもあるが、決まりを破ったり自分のチームが負けそうになると公衆の面前でも平然と容赦なく球太を平手打ちするほどに厳格。そういったことが球太を絶対服従の野球ロボットにしてしまった。更に球太以外の選手達の野球能力を全く信用していなかったために、球太を除く選手達から不満を抱かれ人望が薄いことにも気付かなかった。自分の方針は正しいと本気で信じていたために、その方針が原因で吾郎を始めとする周囲を敵に回して責められたことに驚愕。審判からも「あなたが行っているのはスパルタではなく恐怖政治なのでは」とまで言われる事態に。アニメではリトルリーグの理念に自らの行いが正しいと思うか聞かれ沈黙。大人しくベンチに引き下がった。父の束縛から解放された球太のストレートを見て自らの過ちに気付いた。試合では敗北したが、球太から今までの行き過ぎた指導を責められることはなく野球を勧めてくれたことに感謝され和解した。その後、「自分を含むチームメイト全員と食事を囲みながら反省会を開く」と知らせた。 その他のチームメイト 橋本、三塁手(声 - 櫨山めぐみ)。松本、二塁手(声 - 森愛子)。堺、一塁手(声 - 藁谷麻美)。 戸塚西リトルのメンバー。宇沙美の父である監督が息子である球太の野球能力しか信用していなかった為に、自分達がただチームにいるだけで全く信用されていなかった事に不満を抱いていた。しかし、吾郎が監督である宇佐美の父が球太に対する指導が行き過ぎている事を指摘した事をきっかけに、彼等も吾郎達共々監督を睨んで球太を助けた。
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