沙美
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/03/06 01:39 UTC 版)
海浜地域であるため、海岸に沿うように町並みが存在する。古くから漁業も発達している。沙美や南浦には漁港があり、黒崎漁協では、モガイ、クルマエビ、ノリなどの養殖漁業も行われている。また、魚介類を使用したカマボコ・チクワに代表される水産加工業もみられる。 後背地の丘陵地は古くからブドウや除虫菊などの産地である。 他に代表的な産業としてハエ取りリボンの製造があり、全国でトップクラスの産地である。 また前述の通り、沙美海岸・海水浴場があることで知られる。沙美海岸は東西に分かれており、東西の間に沙美漁港がある。同海水浴場は、日本初の海水浴場ともいわれ、1880年に当地の医師であった吉田親之が、綺麗な砂浜を利用した保養施設を考案し「海浜院」を開設したのが沙美海岸の始まりである。同海岸は大正時代になると井手訶六の小説『新しい生へ』で一躍有名となった。
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