小田原征伐による落城とは? わかりやすく解説

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小田原征伐による落城

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/02/18 02:47 UTC 版)

久保田城 (上総国)」の記事における「小田原征伐による落城」の解説

天正18年1590年)の小田原征伐による豊臣軍房総侵攻により、椎津城落城したことから、久保田城その際落城した(『上総町誌』)。 なお、小田原征伐の際、豊臣軍別動隊房総侵攻した時に椎津城隣接する久保田窪田)城にも下記文書のとおり、城番が在城していたことがわかる。 『房總軍記 巻の七』 (小田原城落城の事) 「(略)其の外、關八州立籠る城々は、大胡小幡伊勢崎新田倉賀野、那和、前橋安中小泉箕輪木部臼井免取飯野立林佐野足利壬生皆川藤岡、加沼、小山榎木深谷、忍、川越松山、木菖蒲、岩付、羽丹生江戸、津久居八王寺甘縄新居三崎高野臺手、關宿小金布川米本、助崎、安孫子印西臼井椎津窪田萬喜長南池和田大須賀東金八幡山東野山室岩崎守山古河土氣成戸小久保土浦相馬、木溜、江戸崎、栗橋、筧此の外の城々數を知らず。(中略其の外、佐野足利津久井關宿相馬東金初めとし、關八州の城々、或いは攻め落とされ、又は降人となりしかば、氏政舎弟北條美濃守氏親も、韮山の城を開け渡し徳川家康降人となつて出でられけり。よって今は小田原一城を、諸國軍勢取り囲んで攻め動すこと夥し。」 天正18年5月10日までには、浅野長吉長政)以下の豊臣軍別動隊2万は、土気城東金城攻略し同月20日までには下総上総諸城制圧し安房の国境まで進軍している。 「羽柴秀吉朱印状写」(『難波創業録』) 「一昨日十日書状十二日巳刻到来候、下總國之内とけ(土気千葉市)、東金東金市両城請取旨。得其心候事、(以下略)(天正十八年)五月十二朱印 浅野彈正長吉少弼とのへ 木村(一)常陸介とのへ」 天正18年5月12日羽柴秀吉浅野長吉長政)、木村常陸介に、10日書状酒井氏の上総国土気城千葉市緑区)・同国東金城東金市)を受け取ったとの報告了承した伝えている。 「羽柴秀吉朱印状」(『浅野文書』) 「急度被仰遣候、鉢形城寄居町越後宰相上杉景勝中将加賀宰相前田利家両人取巻由、被仰出候、然(者)、此方より相越候人数、其取巻刻ハ、両人人数(与)一ツ二成、陣取以下堅申付上ニおゐて、此方より被遣候人数、又ハ佐竹(義宣)・結城(晴朝)、其外八ケ國之内諸侍、御太刀をおさめ候者共召連、何之城成とも、不相渡所於有之(者)執巻、いつれの道にも可討果儀、切々被仰遣候処ニ、こやこや(小屋々)のはしろ(端城)共、二萬餘りの人数にて請取候事、不能分別候事、(中略鉢形の城可取巻儀、可有之候哉、景勝・利家ニ可入合申候由こそ、堅被仰出候ニ、安房國境目常陸國境目迄、彼おとり人数を召連相越、持かね候城請取候儀、天下手柄にハ成申間敷候哉、城相渡者有之ハ、鉢形城取巻候上にて、それぞれ上使二百三百充相そへ、人数を遣、うけ取候てこそ可然候か、敵有之所ハ差置、二計の人数を召連あるき候事、御分別無之候事、(以下略)(天正十八年)五月廿日朱印、印未詳浅野彈正長吉少弼とのへ 木村(一)常陸介とのへ 」 天正18年5月20日羽柴秀吉浅野長吉長政)、木村常陸介に、前田利家上杉景勝らと合流し武蔵鉢形城攻略進めるべきところ、安房常陸の国境まで2万軍勢小城端城を落とすのにいたずらに費やしているが、天下の手柄にはならない開城申し出た場合は、鉢形城など敵が在城しているところは包囲して上使に2、300軍勢添えて派遣し、城を請け取れば済むと分別無さ譴責している。この後浅野長政等の軍勢房総から引き上げ武蔵国岩付城鉢形城転戦している(『浅野文書』)。

※この「小田原征伐による落城」の解説は、「久保田城 (上総国)」の解説の一部です。
「小田原征伐による落城」を含む「久保田城 (上総国)」の記事については、「久保田城 (上総国)」の概要を参照ください。

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