一昨日
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/11/18 09:17 UTC 版)
一昨日(いっさくじつ、おととい、おとつい、英: day before yesterday)とは、昨日の前の日[1][2]、すなわち今日より2日前の日である。
表記
漢字で「一昨日」と書いて、「おととい」と読ませるのは熟字訓であるが、現代の中国語では「前天」、または「前日」というのが一般的で、「一昨日」という表記は、歴史的にみても、方言をみても、中国語に見当たらず、日本で作られた表記である。なお、一昨日の一日前は、「一昨昨日」と書いて、「さきおととい」と読むが、現代の中国語では「大前天」と書くことが多い。
方言
本来、「おととい」と呼ぶ地域は、関東地方、東北地方の太平洋側、九州地方中央部に多い。北海道地方、近畿地方、愛知県周辺、中国地方、四国地方、宮崎県、福岡県などでは「おとつい」と呼ぶ地域が多い。青森県から日本海側を経て、長野県北信地方にかけては「おとといな」など、後ろに「な」を付けて呼ぶ地域が広がっている[3]。このほか、八丈島では「うちちー」、奄美大島、沖縄本島などでは、「うってぃー」、先島諸島では「ぶとぅとぅずぃ」などという。発音の違いはあっても、基本的に同じ語が日本各地で使われていることがわかる。
慣用句
- 「おととい来い」 - 「二度と来るな」という意味。すでに過去となったおとといに出直すことはできないことから、相手を罵りつつ追い返す表現として使われる。「来い」の部分は「来やがれ」「おいで」など、他の「来る」の命令表現になることもある。
楽曲
なお、2020年2月19日現在、日本音楽著作権協会が管理する楽曲名に「一昨日」という表記を含むものはない[4]。
脚注
- ^ 『広辞苑 第六版』 岩波書店 2008年
- ^ 『大辞泉 増補・新装版』 小学館 1998年
- ^ 尚学図書編、『日本方言大辞典』pp426-427、小学館、1989年
- ^ [1] 日本音楽著作権協会作品データベース
関連項目
一昨日
「一昨日」の例文・使い方・用例・文例
- 一昨日
- 彼女は昨日出発した.いや一昨日だったかな?
- おととい,一昨日
- 一昨日の英会話スクールは、とてもよかったよ。
- 一昨日は天気は良くなかった。
- 一昨日、ゴルフをしました。
- 昨日と一昨日の午後、わが家の周りはひどい雷と雨でした。
- 昨日と一昨日の午後、私の街はひどい雷と雨でした。
- 一昨日は突然電話してすみませんでした。
- 彼の容態は一昨日からほとんど変化が無い。
- 私は一昨日、弟の夏休みの宿題の習字の課題を手伝いました。
- 私は一昨日その映画を見た。
- 私は一昨日の夜に研修先の東京から帰ってきました。
- 私は一昨日、彼と会いました。
- 一昨日、同僚とお酒を飲みに行った。
- 一昨日、同僚とお酒を飲みに名古屋市に行った。
- 先週の木曜日から一昨日まで毎日仕事だったので、とても疲れました。
- 一昨日、彼と会いました。
- これは私が一昨日買ったりんごです。
一昨日と同じ種類の言葉
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