対空誘導弾
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「陸上自衛隊の装備品一覧」の記事における「対空誘導弾」の解説
名称愛称(※は部隊内通称)画像調達数注釈地対空誘導弾 改良ホーク ※ホーク、ホークIII、中距離誘導弾など 約200基 1964年より原型のMIM-23Aを導入(後に「基本ホーク」と改称)。1977年より「改良ホーク」「改善I型」(1982年)「改善II型」(1987年)と発展改良され、1991年より「改善III型」に改修。 03式中距離地対空誘導弾 SAM-4※中SAM 16個中隊分(2016年)32個中隊分(調達予定総数) ホークの後継として開発・導入された新型対空誘導弾システム。ベース車両は重装輪回収車。対空戦闘指揮装置、幹線無線伝送装置、幹線無線中継装置および射撃管制装置、捜索兼射撃用レーダー装置車、発射装置車、運搬・装てん装置車およびレーダー信号処理兼電源車で構成される。 03式中距離地対空誘導弾(改善型) ※新中SAM改、03式改、改03式 4個中隊分(2020年) 03式中距離地対空誘導弾の能力向上型として2010年度より開発開始、計画では2016年(平成28年)度の開発完了を目指していた。2017年(平成29年)度に1個中隊分の予算が計上され調達が始まった。 81式短距離地対空誘導弾 ショートアロー※SAM-1、短SAM、短SAM改 63基(陸上自衛隊調達分) 戦後初の国産地対空誘導弾。フェーズドアレイレーダー、および射撃管制装置を搭載した射撃管制車と誘導弾の4連装発射装置を搭載した発射装置車、および目視照準具にて構成される。1995年より能力向上型の「81式短距離地対空誘導弾(C)」(部隊通称:短SAM改)を導入している。航空自衛隊および海上自衛隊でも使用されている。 93式近距離地対空誘導弾 クローズドアロー※SAM-3、近SAM 113基 91式携帯地対空誘導弾の多連装発射装置および観測・誘導装置を高機動車に搭載したもの。35mm2連装高射機関砲 L-90の後継として開発。 11式短距離地対空誘導弾 ※短SAM(改II)(開発時呼称) 11セット(2020年までの調達分) 81式短距離地対空誘導弾の後継として開発。81式と同じくレーダー車、射撃管制車、発射装置車、および目視照準具にて構成される。対空戦闘指揮統制システムとの連携も可能。平成23年より調達開始。航空自衛隊では一部仕様の違うものを「基地防空用地対空誘導弾」として制式化。 91式携帯地対空誘導弾 ハンドアロー※ピーサム、携SAM、SAM-2 スティンガーの後継として1983年より開発。93式近距離地対空誘導弾および観測ヘリコプターOH-1の搭載誘導弾に転用されている。 91式携帯地対空誘導弾(改) ※SAM-2B 77基(2013年度時点) 91式携帯地対空誘導弾の改良型。2007年度より調達開始。 退役 名称愛称(※は部隊内通称)画像調達数注釈MIM-3 ナイキ・アジャックス ※ナイキ、長距離誘導弾 24基うち、12基分は無償供与 1962年より導入。1964年より全基を航空自衛隊に移管している。 携帯地対空誘導弾 スティンガー※携SAM、FIM-92 対外有償軍事援助(FMS)により導入。1981年導入開始、2009年退役(AH-64D搭載用は現役)。海上自衛隊や航空自衛隊でも導入された。
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