宗教法人幸福の科学による法的措置とは? わかりやすく解説

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宗教法人幸福の科学による法的措置

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/08/24 05:27 UTC 版)

講談社フライデー事件」の記事における「宗教法人幸福の科学による法的措置」の解説

代表者精神に病を持つ者であるかのような誤った記事で名誉を傷つけられた」として幸福の科学が『フライデー発行元講談社および執筆者対し500万円損害賠償謝罪広告求め提訴1991年9月2日訴状は『フライデー1991年8月2330日合併号(8月9日発売)に、大川幸福の科学創設前に別の宗教団体人生相談室を訪れノイローゼ相談をした、との談話を含む記事掲載し誤った印象読者与えた主張裁判は他の3事件併合して審理され第一審東京地裁藤村裁判長)は「宗教団体主宰者厳しい批判対象となることは自明」、「社会的評価低下させるほどのものではない」として原告側訴え棄却1996年12月20日)、控訴審東京高裁平成10年11月26日)・上告審最高裁第二小法廷平成11年7月16日)でもこの件に関する幸福の科学の主張認められなかった。 幸福の科学講談社野間佐和子社長ら3名を名誉棄損罪警視庁告訴1991年9月6日告訴状は『フライデー1991年8月2330日合併号(8月9日発売)が大川からノイローゼ相談受けたという人物の談話入れた記事掲載し誤った印象一般読者与えたとするもの。 警察庁大塚署は野間佐和子社長および『フライデー編集長ら3名を名誉毀損容疑東京地検書類送検1993年1月27日迄の時点)。 「虚偽記事で名誉を傷つけられた」として、幸福の科学講談社相手2000万円損害賠償謝罪広告求め東京地裁提訴1991年9月20日訴状講談社は『フライデー1991年8月2330日号に大川代表が「分裂症気味でうつ病状態」などとする虚偽記事掲載し原告抗議無視して週刊現代1991年9月28日号(9月16日発売)に「ナチスのような団体」などと誹謗中傷する記事掲載した主張続いて幸福の科学は、『週刊現代1991年7月6日号(同年6月24日発売)に掲載され記事名誉毀損であるとして講談社2000万円損害賠償請求 問題とされたのは「内幕摘出リポート3000億円集金』をブチあげた大川隆法の“大野望”」と題して段ボール箱現金搬入していたなどと虚偽記載した記事幸福の科学側による上告審最高裁福田博裁判長)は、「記事の内容真実であると信じたことに相当な理由があったとは言えない」として講談社勝訴控訴審判決破棄東京高裁審理差し戻した1999年7月9日)。 差戻し審東京高裁瀬戸正義裁判長)は、「確実な裏取り取材を行わなかった」などとして講談社側に200万円支払い命じる、幸福の科学逆転勝訴判決言い渡した2000年10月25日)。 最高裁講談社の上告を棄却差戻し審高裁判決確定した2001年6月12日)。 幸福の科学は、『フライデー1991年10月4日号(同年9月20日発売)に掲載され記事名誉毀損であるとして、講談社側に5000万円損害賠償請求 問題とされたのは、幸福の科学に対して重大な契約違反犯したことで契約解除されるという紛議関係にあった対立当事者一方的言い分だけを取り上げて幸福の科学社会常識通じない存在あるかのように述べた記事東京地裁は、幸福の科学請求棄却していたが(1997年4月)、控訴審において東京高裁加茂紀久男裁判長)は、「激しい対立関係が既に生じている相手方に関する記事を書くには一層の慎重さ要求されるのであり、そうでなければ無責任な単なる意趣返し記事に終わる危険がある」と指摘し幸福の科学への直接取材もせずに記事としたのは「あまりにも軽率」と認定して講談社側に100万円の損害賠償認める、幸福の科学逆転勝訴判決言い渡した1998年11月16日)。 幸福の科学会員による講談社への損害賠償請求訴訟勝訴した講談社コメントにより、名誉が傷つけられたとして、幸福の科学講談社5000万円支払い求め東京地裁提訴1994年9月30日問題訴訟福岡高裁控訴審で、そこでの判決では幸福の科学側の控訴棄却されたが、その際講談社は「不当な言論妨害正当な判断下された」などとコメントし一部新聞報道された。訴状はこのコメントが「幸福の科学反社会的な団体との誤解生じさせる」などと主張した東京地裁(岡光民雄裁判長)は「言論妨害という表現問題はあっても違法とまでは言えない」として請求棄却1995年5月31日)。 控訴審でも東京高裁石井健吾裁判長)は「コメント当事者見解として許容される範囲だった」として控訴棄却した(1996年2月28日)

※この「宗教法人幸福の科学による法的措置」の解説は、「講談社フライデー事件」の解説の一部です。
「宗教法人幸福の科学による法的措置」を含む「講談社フライデー事件」の記事については、「講談社フライデー事件」の概要を参照ください。

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