宗教・民間信仰
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/14 04:27 UTC 版)
「日本における2019年コロナウイルス感染症による社会・経済的影響」の記事における「宗教・民間信仰」の解説
「#世界遺産」も参照 神社本庁 は手水に柄杓 を使わず、流水を使用することを提唱した。伊勢神宮 も柄杓を介した接触感染を避けるため流水式手水設置となり、手洗い後の手で口をすすぐ方法になった。神社は流水式手水の費用を負担することになり、常滑市 刈屋の尾張多賀神社の例では手水舎に手を蛇口の下へ差し出すと水が出る自動水栓を設置するのに事業費約50万円がかかった。別小江神社 では手水舎 に「コロナ感染予防のため使用禁止」と標示し、アルコール液を設置し、不特定多数が触れるひしゃく の使用を見合わせた。茅の輪 は設置したが、通常通りに左、右、左と3周すると密になるため、回らずに輪を潜ることとした 。 柄杓が撤去された下谷神社の手水 東京大神宮。参拝客の多い神社では複数の掛樋が設けられている。 創価学会は2月中旬に総本部中心施設の広宣流布大誓堂(東京都新宿区信濃町)で開催してきた「広宣流布誓願勤行会」を中止すると発表したほか、機関紙の聖教新聞では感染の注意を呼びかけた。地域の座談会などすべての会合も中止し、幹部による訪問・激励といった活動の自粛も打ち出した。また、2021年の新年勤行会は「コロナ禍にあっての会館使用の状況や、(3つの密を回避するために)皆で勤行・唱題は行わないという原則」を踏まえて各家庭で実施し、会館での開催を取り止めるこを決定した。 立正佼成会は3月5日に予定していた教団創立記念式典の開催を見送り、月に4度ある大聖堂への団体参拝や、訪問・対面による布教活動も中止した。 曹洞宗は東京都港区芝の宗務庁での毎日の座禅会、写経会を中止した。 三重県桑名市の多度大社は、毎年5月4日と5日に行われる上げ馬神事について、2020年の開催を中止することを発表した。上げ馬神事の中止は織田信長による焼き討ちで神社が焼失した時以来、およそ400年ぶり。 4月8日、大阪府の四天王寺や住吉大社が閉鎖を決めた。四天王寺の閉鎖は聖徳太子が6世紀に創建して以来初。 成田山新勝寺は全ての行事を寺務・修行のみに切り替え、各種体験道場への受け入れを中止した。 八坂神社では1877年(明治10年)のコレラ流行以来143年ぶりに夏以外に茅の輪を設置した。 延暦寺は4月20日から拝観を停止し境内への参拝者の立ち入りを禁止する。また8月に行われる戸津説法の中止は1877年以来143年ぶり。 4月18日、四国八十八ヵ所霊場会は納経所の閉鎖を要請。大半が閉鎖。 東寺は4月22日より当面の間拝観を停止。 長野県長野市の善光寺は当初2021年春に行われる予定だった「善光寺前立本尊御開帳」を2022年4月へ1年延期すると発表した。
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