あっか‐どう【安家洞】
安家洞
名称: | 安家洞 |
ふりがな: | あっかどう |
種別: | 天然記念物 |
種別2: | |
都道府県: | 岩手県 |
市区町村: | 下閉伊郡岩泉町 |
管理団体: | |
指定年月日: | 1975.02.07(昭和50.02.07) |
指定基準: | 地6,地3 |
特別指定年月日: | |
追加指定年月日: | |
解説文: | S48-05-148[[安家洞]あっかどう].txt: 安家洞は、北部北上山地の粘板岩・チャート・石灰岩からなる地層中に介在する。化石を産せず、地層の形成された時代は不明であるが、おもに二畳紀と考えられる。 安家洞は、安家川の南に開口し、厚い石灰岩の間を地層の走向方向に延長約8キロにわたるわが国最大の鍾乳洞といわれている。洞内はよく原始的状況が保存され、典型的な鍾乳石・石筍のほか、洞穴動物としてホラアナゴカイ・ムカシエビ・ミシンツボなどがみられ、わが国で最も地下水動物の豊富な洞穴である。地質学上、動物学上、学術的価値はきわめて高い。 |
安家洞
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/01/16 05:10 UTC 版)
安家洞 | |
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安家洞入口
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所在地 | 岩手県下閉伊郡岩泉町大字安家字日蔭161番地1(洞口位置) |
安家洞(あっかどう)は、日本の岩手県下閉伊郡岩泉町にある鍾乳洞であり、日本一長い洞窟(総延長約23,702m。「洞窟#日本の大洞窟」と「日本一の一覧#地理」も参照)。文部科学省によって国の天然記念物に指定されており、自然景勝地でもある。2013年9月に日本ジオパークに認定された三陸ジオパークのジオサイトのひとつ[1]。
特徴

入り口は1つだけ、途中で一旦東西に分岐する主洞の長さは約23,000m、さらに山内新洞・高月新洞・砂山連洞・瞬華洞などの無数の支洞が延びている。古くは地元の子供達の遊び場であったが、特定非営利活動法人日本洞穴探検協会等による探検が進むにつれて巨大な鍾乳洞であることが判明した。近年も巨大フローストーン(en)や地底湖、日本最大のシールド群が発見されている。夏は周辺でホタルが棲息し観察会などが行われている。
洞内の主な自然構築物
- 迷宮
- 大曲
- 神殿
- 満天星
- 万年柱
- 一角サイ
- パゴタ
- ペンギン岩
- ロケット岩
- 千枚皿
一般公開
毎年4月中旬から11月末日までの期間は、午前8時30分から午後4時30分までの時間、入り口から700m地点の千枚皿までの範囲が一般に公開されている。洞内は平均気温が8℃と寒く、天井が低い場所もあるため、入り口で上着とヘルメットが貸し出される。
アクセス
- 岩泉町民バス:中心部の岩泉病院前バス停から安家洞線で安家洞バス停下車。740円、所要45分。
- 自動車:岩泉町役場から岩手県道7号久慈岩泉線を北へ約20km。または普代駅から岩手県道202号普代小屋瀬線を西へ約20km。
周辺
脚注
- ^ “ジオサイト 22.龍泉洞・安家洞”. 三陸ジオパーク推進協議会. 2016年2月11日閲覧。
参考文献
- 吉井良三『洞穴学ことはじめ』岩波書店〈岩波新書〉、1968年。
関連項目
- 安家洞 (小惑星) :1991年(平成3年)に発見され、「安家洞」の名を与えられた小天体(小惑星)。
- 日本一の一覧#地理 - 洞窟#長大洞窟
- 洞窟 - 鍾乳洞 - カルスト地形
- 洞窟潜水
- 地質・鉱物天然記念物一覧
- 岩手県の観光地
- 龍泉洞
外部リンク
- 安家洞のホームページ
- 安家洞 - 国指定文化財等データベース(文化庁)
- NPO法人日本洞穴探検協会 安家洞の概要 (リンク切れ)
- 岩泉町観光マップ 安家洞
座標: 北緯39度59分1.1秒 東経141度44分10.5秒 / 北緯39.983639度 東経141.736250度
安家洞と同じ種類の言葉
固有名詞の分類
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