柘の滝鍾乳洞とは? わかりやすく解説

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柘の滝鍾乳洞

名称: 柘の滝鍾乳洞
ふりがな つげのたきしょうにゅうどう
種別 天然記念物
種別2:
都道府県 宮崎県
市区町村 西臼杵郡高千穂町
管理団体 高千穂町(昭8・517)
指定年月日 1933.02.28(昭和8.02.28)
指定基準 地6
特別指定年月日
追加指定年月日
解説文: ノ瀧丘陵ヲナセル石灰岩中ニアリ洞窟大小八個ヲ算スルモ此等小孔ニヨリテ互ニ相通スルモノノ如シ洞窟中最モ大ナルハ最下位ニアル第八号窟ニシテ入口ニ近ク池アリ水洞ノ下十數メートルノ地点ヨリ銀鏡ト名ツクル湧泉トナリテ湧出崖錐上ヲ流レテ小瀑布ヲナセリ洞内ニハ石鍾乳、石筍石柱、等多キ中ニ曽テ洞底ニ推積シタル礫層ガ上ニ石筍石柱ヲ載セタルマヽ下部水蝕シ去ラレ恰モケタル如クナリテ残レルハ地下水流路変遷ヲ示セルモノトシテ學術上貴重ノ資料ナリ

柘の滝鍾乳洞

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/02/11 09:51 UTC 版)

急崖下に開く洞口

柘の滝鍾乳洞(つげのたきしょうにゅうどう)は宮崎県西臼杵郡高千穂町にある国の天然記念物鍾乳洞

概要

特徴的な洞壁形態

宮崎県高千穂町黒仁田部落の石灰岩(烏帽子岳)崖下に開口する黒仁田鍾乳洞群のひとつ。柘の滝と呼ばれる石灰岩急崖は西方の太子ヶ岩屋に続く同一の石灰岩帯である。1933年(昭和8年)2月28日国の天然記念物に指定された。柘の滝には柘の滝鍾乳洞のほか、小規模であるが太鼓岩鍾乳洞、乳岩、ホウム洞が開口している。向山南小学校の南側に位置しており、向山南小学校の校門に天然記念物記念碑が建立されている。

特徴

秋元地区に向かう道路より洞口までの高距離は75m、徒歩距離で240m。柘の滝鍾乳洞をはじめとする黒仁田鍾乳洞群の岩相は石灰岩、チャート、塩基性火山噴出物からなりこれに砂岩粘板岩を伴う。洞長は80m、洞口より主洞は南東方向へ延びる。支洞は少なく洞床は砂岩、小石で覆われている。フローストーンやカーテンなどの二次生成物が発達しているが、施錠管理される前にかなりの盗掘被害を受けておりめぼしい鍾乳石の多く失った負の歴史を持つ鍾乳洞である。

見学

柘の滝
鍾乳洞
柘の滝鍾乳洞の位置

洞口は施錠されており、管理者である宮崎県高千穂町教育委員会、または高千穂町コミュニティーセンター(歴史民俗資料館)への申請が必要

住所

宮崎県西臼杵郡高千穂町大字向山柘の滝

関連項目

地質・鉱物天然記念物一覧

外部リンク

座標: 北緯32度39分52.6秒 東経131度18分30.0秒 / 北緯32.664611度 東経131.308333度 / 32.664611; 131.308333



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