宇宙戦艦ヤマト 新たなる旅立ち
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『宇宙戦艦ヤマト 新たなる旅立ち』(うちゅうせんかんヤマト あらたなるたびだち)はフジテレビ系列で1979年7月31日放映のテレビアニメーションおよび、東映系で1981年3月14日公開の劇場用アニメーション映画である。
注釈
- ^ ヤマト第1世代とヤマト第2世代を調和させる目的で制作された。プログラムで製作側が説明することを整理総合すると、『さらば宇宙戦艦ヤマト 愛の戦士たち』で新たに誕生したヤマト第2世代には『宇宙戦艦ヤマト2』が不評であり、『さらば』のような劇場映画を要望する声が強まった。しかし、いきなり3作目の劇場映画を作ると『さらば』で『ヤマト』の映画は終わったと考える第1世代の反発が懸念される。つまり、本作は緩衝材ということである[1]。ただし、本作ならびに次作『ヤマトよ永遠に』を『さらば』の続編であると捉えていたファンも決して少なくはなく、『さらば』との整合性が取れていないことに戸惑う視聴者や観客もいた[要出典]。
- ^ これ以降はこのバージョンが主流になり、ほとんどのビデオやDVDはこちらを収録するようになっている。
- ^ スターシャを死なせたことなどから松本には不満が残ったようで、前作より松本の参加比率の高い『永遠に』ムック本誌上では「決して『新たなる旅立ち』の続編だと思わないで欲しい」旨の発言をしていた[2]。なお、松本は次作『ヤマトよ永遠に』でヤマトシリーズを完結させることを望んでいたという。後年、この松本の想いがPS2ゲーム版に反映されることとなり、彼が監修した『新たなる旅立ち』のゲーム版『宇宙戦艦ヤマト イスカンダルの追憶』ではスターシアがゴルバの前に屈服するも、イスカンダルを自爆を悟ったヤマトとデスラーが機転を利かせ、共にゴルバを倒すという展開になっている。
- ^ 劇中では長男と名乗っているが、第1作に登場する徳川彦七との設定の齟齬が生じている。
- ^ 目的は、別の勢力(国家)と戦争状態にあり、それに必要なエネルギーを得るためである。
- ^ 登場シーンはすべてカットされており、クレジット上だけとなっている。
- ^ 1977年にNHKラジオ第1放送やニッポン放送でそれぞれ放送されたラジオドラマ版『宇宙戦艦ヤマト』とは異なる。
出典
- ^ 『宇宙戦艦ヤマトの時代』井上静、世論時報社、2012年)。
- ^ 『ロマンアルバムデラックス36 ヤマトよ永遠に』徳間書店、1980年、p. 103。
- ^ 「ヤマト声優座談会 古代、デスラー、雪、スターシャが語るヤマトの思い出」『ロードショー特別編集 宇宙戦艦ヤマト 新たなる旅立ち 全シーン収録決定版!!』集英社、1079年。
- ^ Web現代「ガンダム者」取材班編集「第1章 アニメーションディレクター 安彦良和 《ヤマト、ガンダム》」『ガンダム者 ガンダムを創った男たち』講談社、2002年10月9日、ISBN 4-06-330181-8、66頁。
- ^ EMOTION the Best 宇宙戦艦ヤマト 新たなる旅立ち | 商品詳細、バンダイビジュアル、2015年1月29日閲覧
- ^ 劇場版「宇宙戦艦ヤマト」 昭和の5作品がBD化決定 2013年4月より順次発売、アニメ!アニメ!、2012年12月25日
- ^ 劇場版「宇宙戦艦ヤマト」5作品がHDリマスターでBD化、AV Watch、2012年12月25日
- ^ 宇宙戦艦ヤマト 新たなる旅立ち | 商品詳細、バンダイビジュアル、2015年1月29日閲覧
- ^ ひおあきら『宇宙戦艦ヤマト 新たなる旅立ち』全1巻、メディアファクトリー(MF文庫-宇宙戦艦ヤマトライブラリー)、2005年。ISBN 4840112487。
- ^ ひおあきら『宇宙戦艦ヤマト 新たなる旅立ち』全1巻、メディアファクトリー(MFコミックス)、2010年。ISBN 978-4840129633。
- 1 宇宙戦艦ヤマト 新たなる旅立ちとは
- 2 宇宙戦艦ヤマト 新たなる旅立ちの概要
- 3 作品解説
- 4 反響
- 5 登場メカ
- 6 キャスト
- 7 未公開エピソード
- 8 脚注
固有名詞の分類
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