姉小路家の住人
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鴨志田新一 演 - 伊東四朗(若き日:栢嶋孝志〈第12作・第17作〉) 警視庁東王子警察署刑事課 刑事。階級は警部補。愛称は「カモさん」で、被害者が現状に至るまでの動きを再現する動作は刑事仲間から「カモさんダンス」と呼ばれている。1958年生まれ(第15作)。 真実の実父で、妻・五月とは真実が小さい時に離婚している。周囲には親子関係を隠しており、敬語で話すようにしているが、真実との様子を見た事情を知らない登場人物から「何だか親子のように見える」等と指摘される場面もある。2人が親子と知っているのは、真実の上司である田中刑事局長など、ごく一部の人物だけである。 捜査会議中の居眠りや単独行動などを頻繁に行うため、課長の坂下からはよく小言を言われているが、本人も周囲もあまり重く捉えてはいない。普段からスーツ姿だが、聞き込みなどの屋外行動での利便性を考えて革靴ではなくスニーカーを履いている。最新機器などには疎く、携帯電話はスマートフォンではなくガラケーを使用している(第23作でも使用)。普段は飄々としているが、良心のかけらもないような態度を取る人間には怒りを露わにすることもある。 スピンオフ作品「おかしな弁護士」ではモブキャラクターとして登場し、事件に悩む行人を助けることもある。 岡崎真実 演 - 羽田美智子(幼少期:東未結〈第24作〉) 警察庁刑事局勤務。階級は警視。捜査会議の配席表示が「課長補佐」となっている事例(第10作)があるが、どの課に所属しているかは不明。 鴨志田の実娘。鴨志田と姉小路家に同居しているが、二人だけの時でも父親を「鴨志田さん」と苗字で呼ぶなどの変わった所がある。33歳(第8作)。 東王子署管内で事件が起きると捜査員として参加するために警察庁から出向してくる。 司法試験に一発で合格するなど才色兼備に見えるが、料理と片付けができないなど生活力に欠ける一面も。特別な事情を抱えた事件の指揮を執ることが多いが、取り調べ中に被疑者を殴って謹慎させられたこともある(第2作)。 第19作では次期総理候補と言われる国会議員・池沢キミ子の特別警護に当たっている途中で狙撃されるが、腕をかすめただけで大事には至らなかった。終盤で、事件の背後に池沢の息子・淳也による殺人事件が関係していたことが判明。淳也の逮捕に踏み切る刑事たちを止めようとする池沢に「国民は、息子の殺人を隠蔽する総理は願い下げです!」とその行動を厳しく非難した。 スピンオフ作品「おかしな弁護士」ではモブキャラクターとして登場し、事件に悩む行人を助ける事もある。 姉小路行人 演 - 石井正則(元アリtoキリギリス)(第1作 - 第17作)(小学生:蓬田直史〈おかしな弁護士・第2作〉) 経歴:司法浪人(第1作 - 第10作) → 大脇修一郎法律事務所(第11作) → 武井昭一法律事務所(第12作 - 第17作) 鴨志田と真実の住む家の大家。行人の父(鴨志田の中学時代の友人)が海外赴任(アルゼンチン大使)となったためにその赴任中に行人のお目付け役も兼ねて住んでいる(第1作)。 弁護士を目指して何度も司法試験を受け、その度に不合格となっていたが、長年の努力の末に司法試験に合格し(第10作)、弁護士として大脇修一郎法律事務所で働き出す(第11作)。その後、大脇修一郎が逮捕されたことで失職したが、直後に人手が足りないとして武井昭一に誘われ、彼の法律事務所で働き出す(第12作)。また、「おかしな弁護士」では主人公として登場し、殺人事件の容疑者の弁護を武井と共に担当しており、同時にその殺人事件の真相解明に動く。 極度の味オンチ。潔癖症の一面があり、真実のズボラな性格に我慢出来ずに自宅なのに出て行ってしまった事もある(第2作 - 第3作)。また、事件に悩む鴨志田と真実のサポート役に徹する時もあり、事件が起きる度に独自に調べては二人に報告もしている。 第18作よりロサンゼルスに行っていることになっている。また、第19作では現地事務所のボスで金髪のキャサリンと交際していることを武井昭一法律事務所の森聡子が語っている。
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