大山崎瓦窯跡とは? わかりやすく解説

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大山崎瓦窯跡

名称: 大山崎瓦窯跡
ふりがな おおやまざきかわらがまあと
種別 史跡
種別2:
都道府県 京都府
市区町村 乙訓郡大山崎町
管理団体
指定年月日 2006.01.26(平成18.01.26)
指定基準 史6
特別指定年月日
追加指定年月日
解説文: 京都府西南端の、水運陸運要衝の地に所在する平安宮所用瓦を焼成した平安時代前期瓦窯跡である。6基の窯を確認した当時平安京周辺各地多数瓦窯大量の瓦を生産し平安宮・京の造営支えた。大山崎瓦窯跡はこの様平安宮・京造営のための官営瓦窯一つである。大山崎瓦窯跡から出土した軒瓦は、平安宮朝堂院をはじめ、嵯峨院、河陽離宮供給したことを確認している。
 平安京に瓦を供給した瓦窯は、これまで栗栖野瓦窯跡西賀茂瓦窯跡、吉志部瓦窯跡等が知られていた。大山崎瓦窯跡と西賀茂瓦窯跡や吉志部瓦窯跡から出土した瓦の比較では、瓦に文様付けるための笵や工人移動について推測でき、官営瓦窯相互の関係を示すものである一方、大山崎瓦窯跡独自の笵で製作した瓦もみられ、これは平安時代前期の瓦供給図式新たな知見加えるものである
大山崎瓦窯跡は、平安宮造営期の瓦生産実態良く示すとともに、他の瓦窯跡との関連から当時生産体制様相を示す上でも重要である。
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史跡:  大宝城跡  大室古墳群  大宰府学校院跡  大山崎瓦窯跡  大山廃寺跡  大山貝塚  大岩山古墳群

大山崎瓦窯跡

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/08/05 00:01 UTC 版)

座標: 北緯34度53分47秒 東経135度41分00秒 / 北緯34.89639度 東経135.68333度 / 34.89639; 135.68333


  1. ^ 史跡 大山崎瓦窯跡(2020)、4頁
  2. ^ a b c 文化庁
  3. ^ 史跡大山崎瓦窯跡(しせきおおやまざきかわらがまあと)公園がオープンしました。”. 大山崎町 (2020年6月1日). 2021年2月1日閲覧。
  4. ^ a b c 史跡 大山崎瓦窯跡(2020)、8頁


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